著作者:__MaRiNa__ (改変 gatag.net)
網膜剥離で、緊急入院、手術9日目に退院して、2度ほど外来を受診していますが、「手術は成功して経過が良好」という説明のほかには何の説明もないままです。
手術が成功したのは嬉しいのですが、術後の見えにくい目と付き合っている私はこの先どのような治療が必要なのかもわからないし、どのような経過をたどるのか、果たしてどのくらい目が見えるようになるのかさえわからないままに、新聞も本も、ましてや庭を歩いてもはっきりとは見えない症状に不安を抱えて毎日を送っているので知りたいことはたくさんあります。
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網膜剥離手術後1ヶ月の外来受診ー経過説明ほとんど無かった
手術をしたのだからメガネが合わなくなっているのは仕方ないにしても、手術前はメガネなしで、家の中の生活が自由にできていたのに、目の前に靄がかかっていて何もかもがはっきり見えていないのがとてもつらいし心配です。
手術前日の説明では「9割は成功します。1か月過ぎたらメガネを作りましょう。」という説明を受けていたので、あまりの見えにくさに手術が失敗したのかという思いも抱いていたのですが、「網膜はしっかりついていて治りました。」とのことです。
今日こそはしっかりと今後のことや経過説明を聞いておきたいと思っていたので、思い切って聞き始めました。
「靄がかかって見えないのですが・・・・」というと「靄は動きますか」と聞かれ、「はい、動きます。」すると「硝子体の中ですね。そのうち慣れますから・・・・」と言われ、「でも見えないんですがメガネを作ってもいいでしょうか。」と聞くと、「メガネはすぐに合わなくなってしまいますよ。」と言われます。
「目がとても眩しいのですが・・・・・」というと「白内障がありますから・・・」
「痛いですか。」と聞かれたので、「痛いです。」と言っても何の反応もありませんでした。
痛いのも、その白内障をどうしたらよいのかさえ聞く暇もなく、「落ち着いてください、今は鬱になっていると思います。」と言いながら紹介状をパソコンで打っていました。
こんなやり取りの後、「1カ月くらい過ぎたら、紹介医のところに行ってください。こちらの予約は2か月後にとっておきます。」で終わりになりました。
退院するときは違う医師でしたが、夜に病室に来て、「明日以降、いつでも退院していいです。」
私が、「まだ、目が見えないんですが・・・・。」というと「見えるまで入院していたら、この病室があふれてしまいますよ。」と言われ、不安を抱えての退院でしたが、いまだに「網膜剥離の手術の経過は順調です。」という以外の説明は何も聞くことが出来ないままでした。
パソコンの画面を200%にして、見えにくい目で、網膜剥離の手術後の経過などを調べて、大変なのは私だけでなく、本当に落ち着くまでには6カ月くらいかかることなどを知り、仕方がないと思い始めましたが、いったいこの病院の説明不足の現状をどのように考えればよいのでしょうか。
手術後、今まで見えていた目が見えなくなってしまった患者の不安を、医療者はどのように考えているのだろうかと考えてしまいます。
医者にとっては日常のことでも、患者は初めてする経験です。忙しいと言われれれば答えようがありませんが・・・・
失明の危機だった目が見えなくなっても失明しないだけよかったと思えば、とても嬉しいことには違いはありませんが、その説明さえないのだから、イライラしない人間などいるのだろうかと思ってしまいます。
ただ一言、網膜剥離手術後の眼は不安定で、時間経過とともにかなり良くなる人もいるという説明だけでも受けることができれば、手術後の患者はどれほど安心できるでしょう。
私はパソコンが見られたので、大方の情報はネットで得ることが出来たのが幸いだったと思っています。
それにしても、手術前の説明は手術をすればすぐに見えるようになるような説明で、1か月後に眼鏡が作れますと言われた患者が、見えにくくなった眼に不安に抱いて聞いているのに、詳しい説明もないまま、「鬱になっていますから。」という言葉はどこから出てくるのでしょうか。
私には、現在あると言われている、白内障がどのくらい進んでいて、手術が必要なのかさえ分からないし、白内障の手術をすれば、視力が変わるのかも、いつメガネを作れるかも、生活の不便さからどの程度で立ち直れるのかも何もわかっていません。
その間の私の生活の目安さえ立たないでいるのです。
2013-04-27