網膜剥離手術後数カ月はほとんどの方が見えにくさを訴えているようです。
私は効き目を手術したので、検査視力はある程度出ているようですが、それまでの見え方とは雲泥の差で見えないというのが本当の気持ちでした。
「見えないのですが」と言うと、見えないというのは何も見えていないことだとお医者さんに言われるくらい、私にとっては見るという行為が苦痛でした。
手術から1ヶ月が過ぎた5月の庭は花が咲き乱れていましたが、咲き乱れる様を見ることは光の眩しさと歪みが相まって単純なものを見るよりも見えにくく吐き気を感じるくらいでした。
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網膜剥離手術後の検査視力と見え方
最初の手術から8か月過ぎた現在は、検査視力はそれほど上がっているわけではありませんが、とても見えるようになったと感じるようになりました。
まだまだ靄のような飛蚊症が消えたわけではなく、歪みが消えたことと、見え方に慣れたことが大きいとは思いますが、小さな文字は読みにくいものの生活に不便を感じないくらいになりました。
何よりも、当初は洗面所で自分の顔も靄の中にかすんだようにぼんやりとしか見えませんでしたし、食卓の上のものもぼんやりとしていたのはとても苦痛でした。
右目の飛蚊症は顔全面にかかっていましたので、片目よりも両目の方がつらく、片目を覆ってものを見ることもありました。
退院したばかりは、あまりにも大変な見え方でしたので、見えない目でパソコンの画像を200%にしたり、片目をふさいだりしながらネット検索を重ねて、いろいろな情報収集に努めました。
知りたいことはたくさんあるのに、少し見ただけで何も見えなくなってしまいとても疲れましたが、知りたいことが思うように調べることができず情けない思いでパソコンから離れなければならないず、かなりイライラしました。
しかし、そのような日を重ねた退院1か月後くらいには、かなり網膜剥離のことがわかるようになりました。
そんな経験から検査視力と、見え方の違いに悩んでいる方が多いことも知り、それはどのような事なのだろうかと考えることになりました。
そして、たくさんの網膜剥離手術の経験談を読みあさった結果、見え方にさほど苦痛を感じていないようにみえる方、両目のバランスの悪さに悩んでいる方、かなり見えにくくつらい思いをしている方がいることを知りました。
その違いは網膜剥離の進行状態など様々なことが関係していることは、網膜剥離の専門サイトなどで知ることが出来ましたが、それとは違った面から私が感じたことを書いて見ようと思いましす。
それは効き目のある人が効き目が網膜剥離になった場合、両目ともかなり良かった人の場合、悪い方の目が網膜剥離になった場合、両目ともあまりよくない人の場合によって、感じ方は様々なのだろうということでした。
効き目が網膜剥離になった場合
私がこれに当たりますが、ほとんどの場合において効き目で見ていたのではないかと思うくらいとても大変でした。
そして効き目が見えなくなってしまいましたので、退院して眼帯をはずしたばかりは頻繁に複視になってしまい大変でした。
複視で苦しんでいる方の気持ちがとても分かりました。
見えているどちらかが虚像なのですから、椅子に座るにも手で確かめて座らないと転んでしまいますし、物を置くにも、テーブルでない所に置いて落としたりと大変な思いをしました。
私がとてもつらかたのは、効き目を手術して見え方が変わってしまったためと分かるまでにはさほど時間がかかりませんでしたが、こればかりはどうすることもできませんでした。
効き目に合わせてメガネを作り変えましたが、すぐに合わなくなったときに検査視力と違ったところで、見え方が変わっているのを感じて時間が解決してくれるのを持つほかはないことを知りました。
ここまで回復してきて、左右差があまりない感じですが、左も白内障のために手術前よりかなり見えなくなっていますし、今後白内障の手術も予定していますので、どのくらいまで視力回復が期待できるか未知の部分を含んでいます。
両目ともかなり良かった人の場合
このような人の中にも効き目があった可能性もありますので、片方の視力が落ちたことでかなり悩んでいる方と、さほど感じていない人がいるようです
個人の感じ方や網膜剥離があまり進んでいなかったか、回復が良いかで感じ方は様々なようです。
視力が弱い方の目が網膜剥離になった場合
もしかしたらあまり不自由を感じていない方の多くがこの中に入るのかもしれません。
良く見える方の目の視力が落ちていないのですから、当然の結果かもしれません。
視力が弱い方が網膜剥離になった時
網膜剥離の症状にもよると思いますが、視力が落ちた場合はかなり大変だろうと思います。
また、両目が次々に網膜剥離になった方は視力が戻らずとても大変だろうと思います。
網膜剥離と一概に言っても人それぞれの悩みがあり、見え方も様々であることを知り、とても大変な病気である事は自分自身がなってみて身を以て知ることになりました。
2013-12-06