沈黙 (新潮文庫) とともに遠藤周作の代表作とも言えます。 遠藤周作の本を数多く読んでいるとは言えませんが、「沈黙」はかなり前に読んで感動した作品です。 キリスト教信者の家庭に生まれて、物心つく前にキリスト教徒であった遠藤周作が、宗教を深く見つめることになったのは必然なことだと思われます。 「沈黙」第2回谷崎潤一郎賞受賞作であり、「深い河」は毎日芸術賞を受賞しています。 『深い河』 遠藤周作著-人間の生と死のはざまの混沌を描く インド仏跡旅行のツアーに参加した人たちのそれぞれの過去の陰影を描くことによって ...