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本・読書感想・映画

私が本を読んで感じたことを書き留めておこうと思いました。

読んだ本の内容というよりは、私自身がその本を読んで思いを巡らしたかを書く方が多いと思いますし、どのようにしてその本と出会ったかなども書いていきます。

その時の心の持ちようによって、読み取り方も変わるのではないかと思います。

また同じ本を読んでも、今置かれた立場、年齢など様々な条件によって感じることは違うと思うので、同じ本を読んでもそれぞれに読後感は変わることとと思います。

若い時に読んで理解ができなかった本が、数年後に読んで感動したこともありますし、数十年過ぎてかなり深く理解できたという経験もあります。

何度も読んだ本、かなり前に発売されていても初めて読んだ本、発売間もない時期に読んだものなど様々な本の感想を書いています。

また、気が向いたら映画のことも書いていきます。

本・読書感想・映画

2020/7/31

『女帝 小池百合子』石井妙子著ー救世主か?”怪物か?

『女帝 小池百合子』は、石井妙子氏が3年半という歳月を費やして取材を重ねて書いた東京都知事、小池百合子の半生の道のりです。 私がはっきりと小池百合子氏の生き方に違和感を感じたのは東京都知事選からです。それまでは普通の女性政治家と言う思いで眺めていました。 都知事選に出馬したときに、学歴詐欺などの報道があり、選挙中の行動をテレビで見ていたのがすべてでした。 大きな違和感を覚えたのは、豊洲問題からで、その後のオリンピックの会場問題に至っては颯爽とテレビに出てくる姿を、違和感を感じながら見ていました。 その違和 ...

本・読書感想・映画

2020/7/31

『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』 映画 監督:松岡錠司

『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』はリリー・フランキーが母親との人生を書いたノンフィクションの同名小説を原作とした映画ということで、1960年代、3歳だった僕が玄関を壊して入ってきた父に焼き鳥を食べさせられるところから始まります。 樹木希林が亡くなり、アマゾンのPrime Video で樹木希林作を見るようになっています。 この映画はボクの子供時代の母親を娘の、内田也哉子さんで、成人した以降の母を樹木希林という配役になっています。 2007年4月14日に松竹配給で公開されました。オダギリジョ ...

本・読書感想・映画

2020/7/23

『あん』河瀬直美監督ードリアン助川の小説の映画化

2015年5月30日公開の映画。主演は樹木希林で最優秀女優賞を受賞、永瀬正敏が最優秀男優賞を受賞しています。 全国77スクリーンで公開され、2015年5月30、31日の初日2日間で興収約4000万円超になり、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第11位となったようです。 3年後の2018年9月15日に逝去した、樹木の最後の主演映画である事から、追悼上映もされました。 私はニュースでは見ていましたが、アマゾンのプライムビデオでやっと見ることが出来、改めて樹木希林の演技力と映画の素晴らしさを堪能さ ...

本・読書感想・映画

2020/7/1

『枝野幸男の真価』毎日新聞取材班ー立憲民主党は政治の〈新章〉を開けるのか

2017年9月25日安部首相は突然衆議院議員の解散を表明する記者会見を行いました。衆議院議員の解散権を持っている総理がいつ解散に打って出るか分からない中、民進内も緊張していましたが、民進党の党首選で前原誠司と枝野幸男が代表権争いをして、枝野が敗れ、いろいろないきさつの中党内人事が決まったばかりの時でした。 小池百合子都知事は人気絶頂の中で、新党(希望の党)を立ち上げ、民進党の右派の細野他数名が離党をしてそこに加わっていました。 その当時の民進党は、バラバラ間が強く、私にすれば選挙になっても投票するところが ...

枝野家のひみつ

本・読書感想・映画

2020/6/14

『枝野家のひみつ』枝野和子著ー福耳夫人の20年

立憲民主党党首 枝野幸男の妻枝野和子さんが、枝野氏と結婚してからの20年間を政治家の妻としての日々や夫、子供たちへの思いを描いたものです。 私が枝野という政治家を知ったのは、東日本大震災の時官房長官として毎日のように記者会見をしていた姿を見たことに始まります。 それまでは、適当に新聞やテレビで見たいた政治ですが、本当に政治に関心を持ち始めたのは、自民党安倍政権下で森友事件が問題になってからのことです。 それ以降は、できる限りテレビで放映される国会中継は見るようになり、分からないままにも政治に関心を持つよう ...

本・読書感想・映画

2020/5/19

『猫を棄てる』村上春樹著ー父親について語るとき

私は村上春樹の本を読み始めたのはかなり遅く、ここ数年前からです。 しかし、私にとってはどこか気になる作家であったことから、その後かなりの長編小説も含めて10数篇は読むことになりました。 ほとんど発売時期とは関係のない本を行ったり来たりしながら読み、『猫を棄てる』で初めて最新小説を読むことになりました。 『猫を棄てる』は2020年2月に発売されたので、著者は70歳くらいになっていたのだろうと思います。 スポンサーリンク 『猫を棄てる』のあらすじと感想 今までは発売されてからかなりの年月が過ぎていた本を読んで ...

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2020/5/12

『ツーカとゼイキン』明石順平著ー知りたくなかった日本の未来

明石順平氏は1984年生まれの弁護士です。主に労働問題、消費者被害事件を担当しているようです。 著書には『アベノミクスによろしく』や『国家の統計破壊』『データーが語る日本財政の未来』などがあるようですが私は著者の本は初めて読みました。 『ツーカとゼイキン』は、通貨を通貨の歴史からひもといていきます。 私は経済についてはずぶの素人なので、かなり読みやすく書いてあるのでしょうが、間違った受け止め方をしてしまうかもしれません。もしそのような書き方があったときは私の問題である事を断っておきたいと思います。 スポン ...

本・読書感想・映画

2020/4/9

『ノルウェイの森』村上春樹著ー「生と死」を通して傷つきやすい若者の苦悩を描いた

『ノルウェイの森』は、村上春樹の長編5作目、前作は『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』で、私が村上作品として前回読んだ作品になります。 作者が100%の恋愛小説と言っているように、リアリズム作品で、村上氏の他の小説とはかなり違っていると思いながら読みました。 「生とと死」をテーマに書いた作品で、ベストセラーとなり、映画化もされましたが、ここには小説について書きました。 それについて。 小説が十万部売れているときには、僕はとても多くの人に愛され、好まれ、支持されているように感じていた。でも『ノル ...

太陽の蓋

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2020/3/18

『太陽の蓋』映画 監督 佐藤太ー東日本大震災発生、福島第一原発事故を描く

2016年に作成された、佐藤太 監督の映画『太陽の蓋』をアゾンのレンタルで見ました。 東日本大震災から9年の歳月が流れましたが、未だに被害者が立ち直ることが出来ずにいる中、保証を打ち切られようとしています。 津波の犠牲者も多く出しましたが、福島第一原発では、全電源喪失の事態に陥り、冷却装置を失った原子炉は、温度が上がり続け、想定外の状況を前に、判断を誤る科学者たちと情報不足のまま、混乱を極める官邸、そして故郷に別れを告げ避難を急ぐ市民たちをリアルに描いています。 スポンサーリンク 『太陽の蓋』映画のあらす ...

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2020/3/15

『愛という名の支配』田嶋陽子著ーフェミニズムを説く

私は文庫本が発売された2005年前後に田嶋陽子氏の講演会に行ったことがあります。 その当時は、いろいろな方の講演会を開催されていましたが、田島陽子氏の講演会はかなり人気があり、立ち見ばかりでなく、別室でマイクで聞かなければならないほどの人が集まったのを覚えています。 その時の内容は詳らかに覚えていないのですが、この本に書いてあることとあまり違わなかったのではないかと感じました。 著者よりも数年後に生まれた私はそれほど男女差を感じることなく子供時代を過ごせたと思っていたのは、子供時代の環境が大きかったのでは ...

本・読書感想・映画

2020/2/22

『誰も知らない』是枝裕和 監督 映画

1988年に発生した巣鴨子供置き去り事件を、是枝裕和 監督が15年の構想の末に2004年に公開された作品のようです。30年以上前の出来事のようですが、私は何も記憶に残っていませんでした。 12歳の福島明を演じた主演の柳楽優弥は2004年度の第57回カンヌ国際映画祭にて史上最年少また、日本人として初めての最優秀主演男優賞に選ばれたようです。 是枝裕和 監督は『万引き家族』、『海街diary』は漫画の映画化ですが、核家族の中での子供たちについて温かく描きながら問題提起をしています。 スポンサーリンク 『誰も知 ...

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2020/2/22

『つみびと』山田詠美緒 著ー2児放置死事件がモチーフ

2010年6月、大阪市内のマンションで母に置き去りにされた幼い姉弟が餓死した事件をモチーフにして山田詠美さんが書いた長編小説です。 山田詠美らしいタッチで書き上げていて、重いテーマであり、かなり長い小説ですがとても読みやすく、小説の中に引き込まれていきました。 現在もあちこちで起きている児童虐待の痛ましい事件が報道されていて、耳を塞ぎたくなるような思いでいますが、この小説から何故このような事件が起きてしまうのか、心の深い部分を私たちに提起しているようです。 子供をどのような形にせよ死に至らしめるような虐待 ...

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2020/2/13

『海街diary』是枝 裕和 監督 原作は吉田秋生のマンガ「海街diary」

『海街diary』は吉田秋生のマンガ「海街diary」を是枝 裕和 監督が脚色して映画化したものです。 私は漫画を読んでいないので、映画を見たことからだけの感想になります。アマゾンプライムで是枝監督の映画を続けて見ているのですが、現在の日本における家族とは何か、という問いを描いています。 あまりにも家族というものが壊れしまいつつある、現在の生き方に問いを投げかけているのかもしれません。 スポンサーリンク 『海街diary』のあらすじと感想 『海街diary』のあらすじ 綾瀬はるか演じる長女の幸、長澤まさみ ...

本・読書感想・映画

2020/2/11

『三度目の殺人』是枝裕和 監督

是枝裕和 監督の『三度目の殺人』を見ました。 ホームドラマが多い是枝監督が法廷ものを選んだのを「果たして人は人を裁けるのか」と言う思いを追求したと言います。 そのために、裁判を傍聴し、1年以上にわたり弁護士への取材をしたあと、弁護側、検察側、裁判官、犯人に分かれて模擬裁判を実施し、ここで出てきたリアルな反応や言動を脚本に落とし込んでいったと言います。 そのような現状を見ながら、それに対する疑問をいつもの作品のように、重い問いを私たちに投げかけてくる作品になっています。 結末は見た人が考えてほしいという姿勢 ...

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2020/2/10

『そして父になる』是枝裕和 監督 映画ドラマ

是枝監督による『そして父になる』はずっと見たいと思っていたのですが、アマゾンプライムのDVDで見ることが出来ました。 赤ちゃん取り違い事件は957年~71年の間だけで全国で32件もの数が報告され、社会問題になっていましたが、この事件の報道された時、私はもし自分の子供がこのような事件に巻き込まれたとしたら、どのように対処できるのだろうと考えることもありました。 当時週刊誌の記者だった奥野修司が、実際にあった新生児取り違え事件を25年間取材し続け、1995年に出版したドキュメンタリー『ねじれた絆』も、参考文献 ...

本・読書感想・映画

2020/2/8

『私を離さないで』カズオ・イシグロ原作、TBS金曜劇場長編テレビドラマを見て

『私を離さないで』カズオ・イシグロ原作、TBS金曜劇場長編テレビドラマを、アマゾンプライムで見ました。 脚本「森下佳子」で、1016年に放映された主人公・保科恭子を「綾瀬はるか」が、恭子とともに不器用に希望を追い求める土井友彦役に「三浦春馬」、陽光学苑で過ごし彼らを翻弄する酒井美和役に「水川あさみ」が演じています。 1~10回で、コマーシャルなしで見られましたが、1回分45分なので、7時間30分かなり長いドラマを2日かけて見ましたが、時間が許せば通しで見たい思いでしたがそうも行きませんでした。 スポンサー ...

本・読書感想・映画

2020/2/3

『政権交代が必要なのは、総理が嫌いだからじゃない』田中信一郎著

著者、田中信一郎氏は千葉商科大学基盤教育機構准教授です。国会議員政策秘書、明治大学助手、内閣府、内閣官房、長野県自然エネルギー財団などを歴任し、現場を見てきた経験から、少子高齢化時代の現在の政策を政権交代してどのようにしたら良いかという提案をしています。 少子高齢化が進むのがわかっていながら、それ以前の政策を変えようとしない安倍政権が7年以上も続き、一向に良くならないばかりでなく、悪化の一途をたどったいることへの警鐘として私は読みました。 野党も乱立して、経済成長をMMTで、改善しようという「れいわ新選組 ...

本・読書感想・映画

2020/1/15

『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』村上春樹著ー夢読みで僕はこころを取り戻す

『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』は、村上春樹の4作目の書き下ろし長編小説で、谷崎潤一郎賞を受賞しています。 丸谷才一は選評で「優雅な抒情的世界を長編小説という形でほぼ破綻なく構築している」と言っているように現実離れをした世界を書いて、人間の細やかな感情を違和感を抱くことなく読ませる文章は類を見ないと思います。 私は1985年発行・1986年8月20日17刷の分厚い本を読みました。後に上下に分かれたようですが、あまりにも分厚い本を前にして戸惑いましたが、かなり村上作品を読んだ後だったためにスム ...

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