スポンサーリンク

その他の作家

本・読書感想・映画

2019/2/23

『長い時間をかけた人間の経験』林京子著ー長崎被爆で被爆した魂の遍歴

1945年8月9日長崎で被爆した著者と同じ体験をした友人などのその後の心や体の異常を交えながら書いています。 長崎県立長崎高等女学校3年で、三菱兵器工場に学徒動員中に被爆しましたが、その当時は女学生はほとんどが学徒動員で兵器などをつくらされていたようです。 原爆体験をモチーフにした作品が多く、様々な賞を受賞しましたが、『長い時間をかけた人間の経験』は野間文学賞を受賞しています。 原爆を特化する姿勢があるとして、中上健次に「原爆ファシスト」と呼ばれたことがあるようですが、日本が犯した戦争時の事柄とは別に、唯 ...

本・読書感想・映画

2019/2/23

『八日目の蝉』角田光代著|連れ去られた赤ちゃんが成長して見た風景

角田光代氏の作品を読むのは初めてのような気がします。初めての本だと思いながら読んでいくと初めてではない本を読み返していることが多々あります。 この本も読み始めてなぜかいつか読んだような錯覚になっているので、どこかで解説を読んだか、作品を読んだのか思い出せませんが、初めて読んだとは思えないまま読み進みました。 知らないままに奥さんのいる人と恋愛関係になり、妊娠した希和子は相手に請われるままに中絶をするが、本当はその子を産まなかったことが悔やまれたのだろう。 不倫相手の赤ちゃんを見るだけのつもりで入ったその家 ...

本・読書感想・映画

2019/2/23

『真珠夫人』菊池寛著|柳原白蓮がモデルと言われる

菊池寛の「真珠夫人」は柳原白蓮がモデルになているということから是非読んでみたいと思って読み始めました。 柳原白蓮こと燁子は親子ほども年齢差のある九州の炭鉱王・伊藤伝右衛門のところに嫁ぎ、幸せとは言えないまでも社交界ににデビューして別府の別荘で社交にふけっていたころ、菊池寛も尋ねたようです。 燁子がモデルと言っても、真珠夫人は私が読んだ林真理子の「白蓮れんれん」の燁子とはかなり違っていますから、美しい燁子を見て稿を練って書かれたものなのでしょう。 実業家と収入のない華族という時代背景は当時の実情だったようで ...

本・読書感想・映画

2019/2/23

『白蓮れんれん』林真理子著|「心の花」の歌人柳原白蓮

私が柳原白蓮を知ったのは短歌を始めた数十年前で、その恋の歌の数々から白蓮事件を知ることになりました。 短歌を作り始めたばかりの私は、現代短歌の解説書のようなものを貪るように読み始めました。 そのような本の中には決まって「心の花の同人」であった柳原白蓮の歌が載っていました。 そのようなことから、今回読んだ「白蓮れんれん」のあらすじは大方知っていました。 その後の、NHKの朝の連ドラ「花子とアン」でも東洋英和女学校時代に、「赤毛のアン」の翻訳者で知られる村岡花子との友情が描かれているのを見て、さらに知識を深め ...

本・読書感想・映画

2019/2/23

芥川賞 『火花』ーお笑いの突込みから生き方を描く

例年ですと芥川賞、直木賞の受賞は期待感の中で発表を待つのですが、7月16日の午後には安保法案が強行採決され、新国立競技場巨額総工費問題のニュースが大きく取り上げられている中で、芥川賞2人、直木賞1人のうれしいニュースでした。 『火花』の作家又吉直樹さんは、日本のお笑いタレント、脚本家、小説家であり、ピースのボケ担当のようです。 基本的に読書が好きだと思っていた私は、パソコンを初めてから読書量が極端に減っていて、これからもっと読書をしようと思っていた時期の芥川、直木賞受賞でした。 芥川受賞作の「火花」と「ス ...

Copyright© 暮らしの根っこー萌のつぶやき , 2019 All Rights Reserved.