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中村文則

本・読書感想・映画

2015/9/25

『掏摸』 中村文則著ー神話に見られる絶対的な存在、運命の下で働く個人

中村文則著『掏摸』は第4回大江健三郎賞受賞作であり、作者の代表作といっても良いと思います。 芥川賞受賞作家でもあり、『教団X』を先日読んでほかの作品も読んでみたいと思って選んだのが『掏摸』になります。 『教団X』の世界観にひかれて読むことにしましたが、一気に読み進むことができたのが、『掏摸』でした。 中村文則氏の作品が暗いというのが一般の読後感のようですが、この本もその範疇に入る作品であり、人間の持つ内面を描いていて、ドストエフスキーの罪と罰を思い出しながら読みました。 ドストエフスキーのような実在主義の ...

本・読書感想・映画

2015/9/6

『教団X』 中村文則著ー人間の生き方を深く掘り下げた傑作

人間の誕生から宇宙の謎にまで及ぶ「教団X」は作者の中村文則が「現時点での僕のすべてです。」と書いているように人間を深く掘り下げていて人間のそして自分の事さえも見失ってしまうわけのわからなさを書いていると思います。 戦争で深く傷ついた松尾正太郎が教祖となっているが、宗教法人の届け出もなく、本人はアマチュア思索家と名乗ってまっとうな生き方をしている屋敷と「教団X」と呼ばれて沢渡(さわたり)を教祖とする公安や警察にマークされている謎の宗教団体と4人の男女が行き来しながら物語が展開していきます。 スポンサーリンク ...

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