川上未映子の作品は数冊読んでいるが、芥川賞受賞の『乳と卵』は読んでいなかったし、『夏物語り』を読んだとき、『夏物語り』は『乳と卵』の続きのようだと書いてあり、近いうちに読んで見ようと思っていたが、今回読むことが出来ました。 『夏物語り』は『乳と卵』の続きのようなところから発展していくとは言っても、かなり手触りの異なる作品のようです。 『ヘヴン』は眠れない夜に寝るために朗読を訊いたのだが、朝まで訊いてしまい、その後本を購入して読んだ作品ということで、偶然に私の好きな作家となったのが川上未映子です。 『乳と卵 ...