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村上春樹・春樹訳

本・読書感想・映画

2018/9/6

『アンダーグラウンド』 村上春樹著ー地下鉄サリン事件の被害者へのインタビュー

1995年3月20日オウム真理教の信者が起した地下鉄サリン事件は3800人の被害者を出しました。また、乗客や駅員ら13人が死亡しており、被害者の中には重症患者も含まれています。 麻原彰晃を教祖とするオウム真理教とは何か、という疑問を作者は感じたといいます。このインタビューは、事件発生後9カ月を経た時点に開始、1年9カ月後まで続けられたようです。 坂本堤弁護士一家殺害事件、松本サリン事件、地下鉄サリン事件などにかかわっていた人の裁判が行われていましたが、麻原彰晃をはじめ死刑が確定していた13人の死刑執行が2 ...

本・読書感想・映画

2016/9/19

『海辺のカフカ』村上春樹著|入口の石とは?

数冊の村上春樹の小説、エッセイを読んだ後に『海辺のカフカ』を読みました。そしてこの作品が今までに読んだ中で私が一番好きな小説になりましたが、なぞ解きをを強いられることにもなりました。 まだ読んでいない作品も多いのですが「フランツ・カフカ」賞が贈られたということで、ノーベル賞の候補になっているのもうなずけるような作品でした。 15歳の少年が成長していく過程を多角的にとらえた物語で、私はかなり昔に通ってきましたが、折に触れて子供が成長する危うさを考えさせられているので、少年の気持ちを興味深く読みました。 聖書 ...

本・読書感想・映画

2016/2/27

『職業としての小説家』村上春樹著|一貫した村上春樹の小説家としての生き方

『職業としての小説家』は35年あまり小説を書き続けている村上春樹の自伝的エッセイで、2015年9月に発売されているので最新のエッセイと思っても良いのでしょうが、以前に書かれた内容も入っているので、私は初めて読んだような気がしませんでした。 1995年11月に行われた「村上春樹、河合隼雄に会いに行く」と2007年10月に、文藝春秋より刊行された「走ることについて語るときに僕の語ること」を読んでいるので、村上春樹の考え方や哲学はある程度私の中に根付いていました。 そのうえでこのエッセイを読むことになったので、 ...

本・読書感想・映画

2016/2/24

『ねじまき鳥クロニクル』 村上春樹著|夫婦の深層とその周りの長大な物語

村上春樹がかなり人気のある作家であることは知っていましたが、なぜか最近まで読んだことがなかったことが不自然であることから読んでみようと思い立ち、今毎日のように読んでいます。 そして村上春樹の作品を読んでみようと思い、どのような作品があるのだろうと調べてみたら、「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」という対談集があり、河合隼雄のファンである私は迷いなくそれを購入して読むことにしました。 その対談の中で語られるのは、「ねじまき鳥クロニクル」であり、夫婦の問題だったのでこの小説は読まなければならないだろうと思ってい ...

本・読書感想・映画

2016/2/18

『国境の南、太陽の西』 村上春樹著|太陽の西の島本さん

なぜか毎日のように村上春樹の本を読んでいますが、私は好きな作家に出会うと高校生のころからこのような読み方をしてきたのだと思い出しています。 同じ作家の本ばかりを読んでいると、一冊を読んだのとは違ったその人の考え方や生い立ちまで分かるために言わんとしていることも、内容もより理解できるように思うからです。 ハジメは1951年1月生まれで、村上春樹は1949年1月生まれ、この小説が出版されたのが、1992年ですからこの小説は、村上自身が生きてきた時代を書いていることになり、時代背景がリアリティをもっていることに ...

本・読書感想・映画

2016/2/15

『神の子供たちはみな踊る』村上春樹著 地震の後で6編の短編

初出に地震の後でとあり、「新潮」1995年に連載した5つの短編と書き下ろし1編が収められています。 地震とは1995年1月に発生した阪神大震災のことであり、同年3月にオウム真理教が引き起こした地下鉄サリン事件にも触れられています。 それまで、平穏に生きてきた人たちがその巻き添えになった時に、多くの死者を出し、崩壊した建物を映像で見て、あの惨事に見舞われて私たちはいつ何が起きるかわからないという気持ちを抱きました。 これらの6編の短編には地震が直接かかわっているわけではないもののそれが何かしらの形で出てきま ...

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2016/2/11

『色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年』のレビューの渦の中で

『色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年』をアマゾンで購入するためにレビューを読み、アンチ村上と村上ファンが入り混じっていることを知り、酷評がかなりあったのですが、初めて村上春樹の小説を読む私にはあまり関係がないことなので、無視して読むことにしました。 村上春樹の小説を読むことになったきっかけは二つあり、故河合隼雄の書いた本を数十年前から読んでおり、河合隼雄のファンだったので、『村上春樹、河合隼雄に会いに行く』を読み、村上春樹の考え方に共感したことによります。 この対談集は20年も前に行われていましたが、 ...

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2016/2/8

『雨天炎天』ギリシャ・トルコ辺境紀行 村上春樹著

この本は平成2年に8月に新潮社より刊行されたというから25年以上も前の紀行文になります。 私が読んだ本は平成23年12月15日 31刷と書いてある新潮文庫なのでかなり多くの方に読まれた本のようです。 誰かがどこかでこの本が面白いと書いてあったので、今頃村上春樹の本を読み始めた私が手にして読んでみようと思ったわけです。 25年も前ですから私も若かったのですが、村上春樹も若い時期でありかなり冒険に満ちた体験記になっています。 スポンサーリンク ギリシャ編-神様のリアル・ワールド アトス半島はギリシャ正教の聖地 ...

本・読書感想・映画

2016/2/6

『グレート・ギャツビー』村上春樹訳|心に残った名作

遅ればせながら村上春樹の書いたものを読んでいます。 前回読んだ「走ることについて語るときに僕の語ること」の中に翻訳中の「グレート・ギャツビー」の小説について、29歳でどうしてこのような深い内容の小説が書けるのだろうか。 天才というに以外に言いようがないというようなことが書いてあったこが、『グレート・ギャツビー』を読むことになった直接のきっかけでした。 『グレート・ギャツビー』はスコット・フィッツジェラルドが1924年に書いたものであり、舞台は1922年に設定されています。 古典の部類に入る長編小説としては ...

本・読書感想・映画

2016/2/2

『走ることについて語るときに僕の語ること』村上春樹著|走ることと書くこと

村上春樹が小説家になって間もなく世界中の路上で走り始め、その数年後からフル・マラソンに毎年のように参加するようになったことを日々思いを交えて書いています。 40代後半からレースのタイムが伸びなくなったのをきっかけに、トライアスロンもするようになり、冬はマラソン、夏にはトライアスロンに挑戦するという生き方の中から、それを力に変えて小説を着実に書き上げているといいます。 村上春樹にとって走ることと小説を書くことは並行して行うことであり、それが生き方を深めることになり、哲学になっているようです。 スポンサーリン ...

本・読書感想・映画

2015/10/16

『村上春樹、河合隼雄に会いに行く』 河合隼雄 村上春樹対談|人間を掘り下げて語る

この対談は1995年11月に行われたものでオウム事件阪神大震災があった年ですの、それらのことにも言及されています。 今から20年も前に行われた対談で、その12年後に河合隼雄がなくなっていますが、現在読んでも少しも古さが感じられないのは人間を深く掘り下げて、語っているからだろうと思います。 私はかなり前からの河合隼雄のファンでこの対談が行われた前の著書を何冊も読んでいましたが、なぜか村上春樹の本はあまり読んでいなかったので、この対談集を読んで村上春樹の本を読んでみようと思いました。 スポンサーリンク 『村上 ...

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