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母の遺影はEF70-200mm F4L IS II USMを使って私が写したものを使うことができた

母が老人性うつ病になったのが87歳のことですが、それまでは母の遺影のことなど考えたことがありませんでした。

それまでとっても明るかった母が、老人性うつ病になるなど考えられることでもありませんでした。

母に会うたびに「100歳まで大丈夫ね」と言うのが常でしたが、病魔はあっという間に母を苦しめ、生彩も気力もなく、表情が暗くなったのは特に写真によくあらわれました。

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母の遺影は数年前に私が写したものから選んだ

病気になる前は、遺影のことなど考えなかったので、横向きの写真などを写していました。

旅行にも何度も連れて行きましたので、記念写真はたくさんありますが、やはりアップで写した母らしい写真を写そうと思い始めましたが、うつ病がかなり良くなっても認知症が入ってしまい、表情の良い写真は写せなくなっていました。

そんな写真を数回写しましたが、だんだん翳りのある母を写すのがつらくなって写さなくなってしまいました。

いつかは笑顔を写すことができるのではないかと言う私の願いもむなしく、母はだんだん弱って行きました。

そして笑顔が戻ることがないまま、目が見えなくなり、耳も遠くなって話すのもやっとと言う状態になっていきました。

だんだん、食べ物を飲み込むのも大変いなり、93歳の命を静かに閉じました。

葬儀屋さんと打ち合わせをしていた時に、遺影は明るい表情で、横向きでも良いと言う話を聞きました。

家にもたくさん写真はあるようでしたが、家庭用プリンターで印刷した写真は使えないと言う事でしたので、私が写したものはデーターがあるので探すことにしました。

実家に行った時に、母の曾孫の写真をたくさん写した中に、母が写っているのがあり、曾孫たちの遊ぶのを嬉しそうに見ている少し横向きの写真がありました。

それは私も気に入っていた写真ですが、目線が横なので遺影には向かないだろうと思っていましたが、みんなに見てもらったところそれが良いと言う事で、その写真を使う事にしました。

その写真は母が病気にはなってからのものですが、カメラを意識していないで、楽しそうに曾孫を眺めていたその写真はデーターから引き延ばせたので、かなり好評でした。

母を生前見ていた方が出会っていた自然体の笑顔だったので、目線が横でも現在の遺影はこのような写真になりつつあるのだと言う事を感じるとともに時代の変遷も感じることができました。

何よりも私が写した写真を遺影に使うことができたのを嬉しく思いました。

その写真はEOS 5D Mark II(現在はEOS 5D Mark III を使っている) にする前で、EOS 30D 、70-200mmF4LIS で写しましたが、重いレンズが使えない私が好きなレンズだったので色も綺麗に出ていました。

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