2001年から2006年にかけた書いた7作の短編集『海』は2006年10月に発行されたので、もう20年も前の作品です。 数ページのものから少し長いものまであり、著者らしい感性が感じられる作品ばかりです。 誰もが心に持っていながらほとんど気ないないまま過ごしているような心のひだを拾い上げ、読者の心に迫ってくる作者の力量が短篇集の中にちりばめられています。 『海』短篇集のあらすじと感想 立場も年齢も異なる人とのふとした出会いから、心をが触れあうひとときをさりげなく描きながら、読者に感動を与えてくれる短篇集です ...