『孤独を生ききる』は1998年10月20日の初版となっているので、20年近くも前に書かれたもののようですが、人間が生まれて死ぬまでの孤独というのは、いつの時代であっても変わりはないようです。 1973年に得度し瀬戸内晴美から瀬戸内寂聴と名前を変えて執筆活動のかたわら、名誉住職を務める天台寺(岩手県二戸市)、四国(徳島県鳴門市)、京都・寂庵(嵯峨野)などで定期的に法話を行なっていたようで、法話のある日はたくさん人が集まっていたのをニュースなどで見たことがあります。 『孤独を生ききる』は、寂庵を尋ねてきた方の ...