春の公園は寒さに耐えていた花たちが一斉に咲き誇り、きらめくような光のの中で人々も華やぎをみせていました。
我が家の庭はせまいこともあり、ひっそりと咲く山野草の庭なので、丹精込めて育ててくれた華やかな春の花たちに埋もれて写真を写すことが出来るのはとても嬉しいことでした。
自分で育てた花を写すのとはどこか気持ちの上で異なるのはなぜなのだろうと考えていました。
ひっそりと咲く花もとても好きですが、この華やかさはひと日ゆえに心を遊ばせてくれるのかもしれません。
ハーモニー
春の花の生命と造形がマッチする時
美しい花たちは
より美しく輝きを増し
無言に誇るように生命の美しさを歌い始める
いくばくもない命を太陽に掲げていた
そんな美しい命を閉じ込めても
私の歩みはとどまることが出来ない
天を向いて
いつも下ばかり向いている私は
チュウリップと同じように空を向いてみようと
花の下からのぞいてみた
チュウリップは空からの光を花びらに包んで
灯るように輝いていた
あふれるような光だけはどんな時でも授けてくれるのかも知れない
夢の光
あふれるように咲くチュウリップを
花の目線でのぞいてみた
同じ高さでは見えないので
少し視線を下にずらして見ると
たくさんの花たちが茎から立ちあがって咲いているのが見えた
ずっとずっとならんで咲いている花の向こうに優しい夢のような光が見えた
撮影場所と季節
チュウリップ: 群馬フラワーパーク 春