早朝は幻想的な風景を見せる奥日光ですが、ほとんど同じような写真になってしまいます。
また奥日光の写真のスポットにはカメラマンが押しよせているので、いつの写真も下手ながら、どこかで見たような写真を写してくることになります。
いつか独自の日光の写真が写せるようになったらと思うが、夢で終わるかも知れません。
日光はとても素晴らしいところであるが・・・・・
真夏の夢
音は消えてゆらゆらと陽炎のような虹が出来た
虹の色は薄くなったり、濃くなったり
世界がまわるように水は流れ落ち
どこに行くんだろう私の心は
真夏の日の光の中をさまよっていた
朝が来る
草原に滑るような光が広がり朝はやってくる
寝ていたように静かだった草たちは一瞬に目を覚まし輝き始める
寝ていた者たちははじけるように立ち上がり躍動を始める
その一瞬の躍動を見るために佇んでいた私は
時間の過ぎる速さに心だけが置き去りにされていた
光芒
林の木々の間を抜けてくる斜めの光は
美しい斜めお縞模様をつくって輝いていた
このような光景は一瞬の出来事で
私の心も踊るように弾む
霧の中
暗闇から明けた野原に霧は漂う
日の出を待つ一瞬の時を覆うベールのように
優しさだけを見せてくれる
一筋の光が差して輝くまでを
日の出
暗闇の小田代ヶ原の板道に
列なして待つカメラマンに向いて光が覗くとき
写し取りたるこの輝きも
写したる人の心を写し
その輝きを宝と思い人は去り行く
光と影
朝のまばゆい光はすべてのものに影を作り始める
光と影の美しいハーモニー
その美しい世界の中で私たちは生きている
光が与えてくれた影の中で今日は心を休めようと思う
撮影地|日光|奥日光
日光まで高速を道路で1時間、奥日光までは1時間半で行くことが出来ます。
しかし夏の日の出前に着くように行くには午前3時には家を出なければならなリません。
思うような写真が写せなくても好きだからこんな無理も出来るのでしょう。
山の朝の空気はとても気持ちがよく、待つ時間は長いが、一瞬の日の出の瞬間は何事にも代えがたいものがあります。
良い写真とはいえないかもしれませんが、この写真は一期一会の出会いを切り取りました。