著作者:Lies Thru a Lens
網膜剥離と診断されて手術したのが3月26日、再手術をしたのが5月20日なので、最初の手術から3か月、2度目の手術から5週間が過ぎたことになります。
昨日術後経過の診察をうけ、網膜の状態も手術後の経過も良好とのことだったので、気持ちの中でも一歩踏み出せたような気がしています。
まだ手術をした方の眼の赤いのは取れないし、少し不安はあるが、これらは時間が解決してくれると思っています。
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網膜剥離手術後の視力低下は慣れが解決してくれた
ストレスが原因なのか様々な要素がからんでいるのか、手術前にはあまり進んでいなかった白内障が両目に進んでいるので、全体的に視力は落ちてしまっています。
術後視力は矯正でも0.4がやっとで、術前の1.2くらいからはほど遠いが、なぜか慣れの部分が加わっていて、今はそれほどの差があるようには思わなくなってきました。
視力はでなくとも、最初の手術後にほとんど見えなかった文字が、読みにくいのは仕方がないとしても見えるようになってきています。
もう新聞も本も読めないのではないかと思った見えにくさからは、やっと解放され始めた事が心の余裕に繋がりつつあります。
依然として目の前にある無数の靄のような飛蚊症はうるさいが、これも網膜剥離で失明しないで済んだ置き土産と思えば仕方がないのかもしれません。
数か月後に白内障の手術でどのくらい視力が出るのだろうかと言う期待もあるが、3か月の間に網膜がなじんでくれたのと脳が私に教えてくれた見え方になじんでくれたことに今は感謝しています。
徐々に見えなくなっていくときには気が付かないという視力も、急に見えなくなった時も同じように、徐々に見えにくさに慣れていくという脳の働きに助けられるからこそ生きていけるのではないかとこの頃思っています。
生きている限りは何が起こるかわからないが、そんな時に今の先生を紹介してくださったかかりつけの眼科医、そして網膜剥離の友の会の方と本当に素晴らしい方に支えられてここまで来ることができたことをとてもうれしく思っています。
そして、素晴らしいお医者さんと出会うことができ、信頼して治療をお願いできる今の状態に感謝しています。