借金返済ができずに苦しい思いをしている方は自己破産という制度があることをご存知でしょうか
自己破産とは借金の返済が出来なくなった時に、自ら裁判所に申し立て、すべての財産を現金化して債権者に分配する代わりに、残った借金を免除してもらう事です。
2008年は約18万人が自己破産をして借金を整理していると言います。
自己破産をすることにより借金がゼロになり、返済の必要がなくなるという点で、自己破産は究極の手段です。
自己破産はカードローンや住宅ローンなど多額の借金を抱えて苦しんできた人にとっては生活立て直しがしやすきなります。
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自己破産ー借金から解放されて再出発
債務者に借金を返済できない状態にあると裁判所が認定すれば、破産手続きが開始されます。
破産手続きが終了したのち裁判所により免責されるかどうかが判断されます。
破産手続きでは、一定の価格以上の財産は現金に変えて債権者に配られるため、不動産などの財産が有れば手放さなければなりません。
手続き中は一定の制限を受けますが、日常生活に支障がきたすことはほとんどありません。
財産がない場合には「同時廃止」という簡素化された手続きで破産手続き開始と同時に手続きが終了しますので、借金で生活が立ちいかなくなっている人は、早めに弁護士に相談した方が気持ちが楽になると思います。
自己破産手続きはよほどの知識がない限り、弁護士の力を借りると言う事になりますので、手慣れた良い弁護士を探すことが大切になると思います。
自己破産時に手放さなくても良いもの
- 時価20万円以下のものは手放さなくても良い
- 保険も解約返済見込み額が20万円以下であれば財産とみなされません
- 生活に必要な家財道具は差し押さえることが禁止されていますのでほとんどのものが破産後も使えます。
- 破産したことを会社に知られる可能性は低く、破産を理由に解雇できませんので、一部の仕事をしている方以外は借金の心配がなくなり仕事に打ち込めるでしょう。
- 戸籍や住民票にも記載されませんので就職などに影響する心配はありません。
- アパートや家を借りることも、家賃を払っていれば問題ありません。
- 破たん手続き中は引っ越しや長期の旅行は裁判所の許可が必要ですが、手続きが終了すれば自由です。
- 車は時価20万円以下でしたら、乗り続けられますが20万円以上のものは手放すしかありませんし、ローンを返済中の車は、所有権がローン会社にありますので、ローン会社に取り上げられます。
自己破産申し立ての費用
- 申し立てにかかる費用は、同時廃止は2万円程度、管財事件は22万円~です。
- 弁護士に依頼した時はほかに弁護士費用(30万前後)がかかります。
自己破産者になるとうける制限
破産制限は手続きが終了するまでで、同時廃止なら3~4か月位なので生活に支障がないことも多いようです。
- 財産処分権の喪失ーすべての財産は管財人の管理下に置かれます。
- 居住の制限ー裁判所の許可がなければ、転居や長期の旅行が出来ません。
- 郵便物の管理ー破産者あての郵便物は管財人に配達され、管財人に開封して読まれる場合があります。(財産隠しや浪費などの確認のため)
- 資格の制限ー一部の仕事をするのに必要な資格を失います。宅地建物取引主任者、生命保険募集員、損害保険代理店、警備業者、弁護士、司法書士、行政書士、公認会計士、税理士など(免責が決定すれば制限がなくなります。)
自己破産のその他のデメリット
- 官報に載るー破産手続き開始の決定や免責の決定がだされると官報に載りますが掲載はその日だけです。
- 破産者名簿に載るー破産査名簿は非公開ですので第三社が見ることはできません。(免責が確定すれば名簿から削除されます。)
- 信用情報に登録されるー事故情報として信用情報に登録されます。以後5年程度はお金を借りることは出来ず、クレジットカードも使えません。
その他の注意点
- 住宅ローンが支払えなくなった段階で高い金利のローンを組んだりして傷を大きくしない方が賢明です。
- 任意売却をする時も、悪徳業者がいますので要注意です。
- 住宅ローンが払えなくなった時点でしっかりした弁護士に相談した方が良いでしょう。
- 住宅ローンの支払いが無理になったら、無料相談することも視野に入れてみましょう。
- しかし弁護士も悪徳弁護士もいますので、注意が必要です。
- それには話をきちんと聞くこと、どこからどこまでが無料なのか、おおよその金額はいくらぐらいかを調べて見ることも肝要です。
- ネットなどで調べるといろいろなところがありますので、まずは冷静に調べて見ることが肝要かと思います。
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