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広告 網膜剥離・眼瞼下垂・白内障手術

網膜剥離手術後ー見えにくい目で頑張っている

網膜剥離という病名は知っていたが、私の知り合いの経験談も聞いたことがなく、まさか自分の身に降りかかって来るとは思いもしないことでした。

しかし、病気と言うのはいつも突然にやってきて、それまでの生活を変えてしまいます。

網膜剥離というのは、自覚症状があることはあるのだが、さほど気にならないものばかりで、私の場合もかなり放置してしまったようで失明の危機寸前のようでした。

大きな兆候は飛蚊症や、光視症だとかありますが、私は飛蚊症はかなり前からあり、その時はビックリしてすぐに眼科を受診したが、老化現象による飛蚊症で心配ないと言う事でした。

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網膜剥離手術後ー見えにくい目で頑張っている

あまり自分の病気を気にする方では無いので、飛蚊症はほとんど気にならなくなっていたので、その時点での自覚症状はあまり気になっていませんでした。

暗いところで漏れてくる光が眼の前にすっと落ちるように見えたのが、光視症だったと今になって思いますが、それを感じた時点で眼科を受診していたらと後で思うことになりました。

それも何度かあったが、気にならなくなって5カ月くらい、ずっと小さな文字が見えにくく、眼が疲れやすいとは感じていました。

自分勝手な解釈で、乱視か老眼が進んだためだろうから、メガネを作り直そうなどと気楽に考えていたのが悪かったようです。

そんな中、決定的な不安が襲ったのはパソコンでいつも遊んでいた囲碁をしていた時でした。

碁盤の縦線がゆがんでいることに気が付いてびっくりしました。

歪んで見える尿器をネットで調べると、黄斑円孔、老化性黄斑変性症などが出てきました。

その時点でさえ、網膜剥離の可能性はわかりませんでしたが、緊急を要するのではないかという不安感は抱きました。

そして、すぐに何とかしないと大変だという思いは強く、次の日には休日診療をしてくれる眼科を探してみようと思いました。

その時は土曜日(2013年3月24日)の夜で、次の日はどこの眼科も休みになっていたが、日曜日も見てくれる眼科があることをネットで調べ、9時には眼科の前にはついたが、休診の札が下がっていました。

電話をしてみたがかからないので、とりあえず家に帰ってきてもう一度電話をすると、先生がでられました。

先生に病状を話して「診ていただけますか。」というと、今日は休日当番で他のところにいると言う事でした。

「そちらで見ていただけますか。」というと「いいですよ。」と言っていただき、1時間くらいの道のりを夫の運転で行くことにしました。

視力は落ちていなかったが、網膜剥離で黄斑部分の近くまで剥離が届いていること、すぐに手術をしなければならないことを教えていただき、有名な専門の教授のいる病院の紹介状を書いていただきました。

次の日、病院受診、入院、翌日の手術となりあわただしい入院生活になり、予定よりも早い退院が告げられ、病気に対して何の説明も受けないままに退院してきたが手術した眼はぼんやりとかすんでしか見えません。

左右の眼のバランスが大きく変わり、家の中を歩くのさえ大変でした。

ネットで自分の眼の状態を調べようと思っても左右のバランスが悪いうえに、今迄よく見えた方の眼が見えなくなっているので、パソコンの文字はほとんど見えません。

最初は手術をした右目を覆い、左目で見ていたがとても疲れて調べられるような状態ではありませんでした。

1週間目の外来受診は、視力の検査もなく、手術の経過をみただけだったが、私の眼がどのような状態なのか、見えない原因を聞いたが「そんなものですよ。」と簡単な返事しかもらえなかった。

その後、様々なものを見ているうちに、とても近いところのものが一番見えることに気が付き、近視と乱視がかなり進んでいること、私のメガネでは遠くを見るメガネがパソコンも一番見えることなどが分かり、パソコンの画像を200%にして見えにくい目で必死に網膜剥離の知識を得ることに時間を費やしました。

最初は衣類の整理など簡単なことをしていたがそれも終わってしまい、何もしないでいると精神状態が最悪になってしまいます。

そのような状態の中で、手術後1ヶ月の予約日が来て、今日こそは色々と聞いて来ようと思い診察していただいたが、「手術は成功でとてもよくついています。」と言う事でその他いろいろ聞いたが、ほとんどのことに詳しい説明はしていただけませんでした。

その時点で私の精神状態は最悪になりました。

それからまたネット検索が始まり、網膜剥離友の会の存在はわかっていたので、思い切って相談することにしました。

そして少しずつ動き始めようと、メガネの処方箋も何もないままだが、少しの間で無駄になることを覚悟でメガネ屋さんで中近両用のメガネをお願いしてきました。

そのメガネをかけると、家の中の生活は随分楽になりそうだったし、パソコンも見えやすいのではないかと思えました。

メガネをお願いして帰ってくると、網膜剥離友の会の方からの電話があり、とても親身に相談にのってくださいました。

今の状態の私にとっては、神様に出会ったような思いでした。

そこで、はっきりと転院の覚悟をすることができたのです。

そして最初に診てくださった先生の所に行き、転院したいところへの紹介状を書いていただきました。

その先生もとても素晴らしい先生で、患者の心に寄り添ってくださる先生でした。

まだメガネは出来てこないので不自由dすが、こんな素晴らしい先生に巡り合うことができただけでも、私が網膜剥離になったことが無駄ではないように思えた瞬間でした。

生きていれば、どのような試練が待っているかわからないが、その時にどのような方に巡り合うことができるかで、生き方も変わると思いました。

私もこのお二人の先生にはとても及ばないと思うが、人生の師として私の生きる指標にしたいと思っています。


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