高校生の2人に1人が大学に進学するという(通信制大学・放送大学および専修学校を含めた場合75.9%)時代に大学の在り方、その後の就職問題が日本の大きな社会問題になっています。
2013年度分の学校基本調査によると、大卒者の就職率は67.3%になりかなり改善されているようです。
しかし、この方たちの離職率は未定ですが、2013年のデーターから3人に1人は3年以内に会社を辞めていると言います。
仕事内容よりも企業規模で選ぶと後悔が多くなるかもしれない
私は就職活動中の親に話を聞くことがあるのですが、大学まで苦労して出したのだから、良い会社(定義が難しいですが、一部上場企業や、公務員をさしている)に就職して欲しいと言います。
その親たちが就職した時代と違って、就職が終点ではなくそこから始まることを考えなければならないと思います。
私は、長いこと職場の内部はあまり見ていませんが、外から見たら自分が何が出来るかを冷静に見極めて仕事を選ばないとかなり厳しいのではないかと思わされます。
消費者として付き合っている会社の従業員の質がかなり良くなっているのを感じることが出来ます。
家のの中にいても、通信関係、ガス関係、建築関係と様々な仕事をする方との付き合いがあります。
その人たちのレベルが、気持ちが良いくらいレベルアップしていますし、仕事に対する考え方やプロ意識が向上していますし、仕事に対する誇りも感じられます。
これは就職氷河期と言われたころから急激に変わったことだと思われます。
以前でしたら、約束の時間に来ないのは当たり前のようで、本当にイライラさせられましたが、今はかなり時間も守ってくれるし、少しでも遅れそうなときは電話を入れてくれるので、こちらの予定も立てやすくなりました。
仕事に対する厳しさと情熱を持つことのできる方が残っていることと、再就職であってもそのような気持ちがないと仕事が出来ないのではないかと思わされています。
職を選ぶときは、自分をとことん見つめなおすこと、情熱を持ってできること、本当に好きなことは何かを考えて、そのような基準で選んだ時にそれが小さな会社であっても良いのではないかと思っています。
大学で勉強したことが、即仕事に役に立つなどと言う事はないと言う事を肝に銘じて知ることが大切だと思います。
良い大学を出ても企業で役に立つとは限らないのです。
自分を買い被った時に惨めなのは自分自身ではないかと思います。
自分を過小評価をしてもいけませんが、過大評価をすることなく蹴職活動は自分を見つめなおすことから始めた方が良いと思います。
どのような会社であれ、小さな会社から、大企業となっているという事を忘れなければ、自分の力で大きな会社にすることが出来るかもしれないのです。
良い会社に入るのではなく、もし入れた会社が小さな会社でしたら己の力のある限り働いで大企業にすることを考えたらどうでしょうか。
それが出来なかったら、その会社で仕事のノウハウをとことん身につけてから、転職を考えても間に合うと思います。
私の知人の子は、小企業にしか入れませんでしたが、会社の仕事をすべてぬすんでやめると頑張ったようです。
その後、派遣会社に就職して、一流企業の開発の分野に派遣されて仕事が認められ、本採用にしていただけました。
その仕事は、子供の時から大好きだったことに繋がっています。