ハスの花は毎年写していますが思うような写真を写すことが出来ません。
今年も咲き始めの都賀の里に早朝出掛けましたが、日差しはあっという間に私の体を焼く灼き始めました。
汗だくになりながら、やわらかな光を求めて写し続けました。
時間は早かったのですが、夏の日の出は早く、私が着いた時は池の周りはカメラマンでいっぱいでした。
一回りして気が付いたら、強い日差しになっていて、たくさんいたカメラマンは帰ってしまったようで数人になっていました。
密盗人
体を黄金色に染めて蜜盗人たちは余念がない
働きバチは女王が生んだ子供に蜜を与えるために
昼夜働きつづける
はたらくことの意味も花の蜜を盗むことも神が与えてくれた恩恵として
疑うことなどないのだろう
花を求めて吸い寄せられるように寄ってくる鉢の営みをとらえて見た
恥じらう
咲いたばかりの蓮を除いてみた
幼い雄しべたちは雌蕊のまわりで
恥ずかしそうに純白の体を寄せ合って並んでいた
その雄しべたちも明日は子孫を残すために金色のかぐわしい花粉を出して
蜂を誘うことだろう
日を遮る
炎天下に咲き誇っている朝顔の陰で
灼けそうな体と心を休めることが出来た
植物は私たちに沢山の恵みを施してくれるが
朝顔は整列して花を咲かせ優しい日陰を作って
私の汗を拭ってくれた
もし日を遮ってくれる植物がなかったらもっと辛いことだろう
公園の子供
どこに向かって走っているのだろうか
咲き乱れる花の中を
明日に向かて走り向けているように
まだまだ沢山ある未来に向かて真剣な面持ちがまばゆい
撮影場所と季節
ハス: 都賀の里
アサガオ: わんぱく公園