頭痛には手遅れになると命にかかわる頭痛もありますので、日常的でない頭痛に襲われたら早急な治療が必要な病気があることを知って対処しなければばりません。
突然襲ってくる頭痛にはクモ膜下出血などがあり、すぐに受診検査が必要です。
頭痛の種類 緊急を要する頭痛を知ることが大切
子供が低学年の時の参観日に先生が急な頭痛で倒れ、救急車搬送されましたが、クモ膜下出血だったことからすぐに手術ができたために治癒したということがありました。
このように処置が早ければ予後が良くなりますので、頭痛も緊急度を知っておくことが大切です。
私の頭痛を含めて日常的に頭痛に悩まされているような頭痛は「命にかかわらない頭痛」ですが、それでも頭痛が出るとつらいものです。
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緊急を要し命に関わる頭痛
まずとても危険な「こわい頭痛」について考えてみたいと思います。
こわい頭痛の代表的なものに「くも膜下出血」がありますが、くも膜下出血があってもさほどの頭痛がない場合もありますので、それまでと違った症状のときは検査をしていただくのが良いようです。
その他症候性頭痛(二次性の頭痛)には、脳腫瘍、髄膜炎、低酸素血症、高血圧、頭蓋骨・頸・眼・耳・鼻・副鼻腔・歯・口の病気によるものなどがあります。
- 突然起こり、今迄に経験したことがないような頭痛
- いつもと様子が異なる頭痛
- 日に日に頭痛の頻度と症状が増して行く頭痛
- それまで頭痛を感じた事がないのに、急に起きた頭痛
- しびれ、麻痺などの神経症状を伴う頭痛
- 神経状態の変調を伴う頭痛
- 発熱、嘔吐などの症状を伴う頭痛
このような頭痛を感じたら医療機関を受診して、「こわい頭痛」か「こわくない頭痛」か調べていただく必要があります。
機能性頭痛(一時性頭痛)の片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛
私のような慢性的な頭痛の中には「緊張型頭痛」「群発頭痛」「片頭痛」があるようです。
また「緊張型頭痛」は、頭痛全体の7~8割を占め、日本人では成人の約22%がこの頭痛に悩まされているといわれています。
私は自分が頭痛に悩まされていることからいろいろと調べていますが、私の場合は「緊張型頭痛」に入るのではないかと思っていますが、頭痛薬を飲むくらいで、専門の医療機関は受診したことがありません。
現在は慢性頭痛であっても、専門外来がありよく見てくれるようですが、長いこと内科外来の時に話しても相手にしてもらえなかった経緯もあり、その時よりも悪くなっていると言う事もないし、つらいときは頭痛薬を飲めば消えてしまい日常生活にさほど影響がないのでいまさらという感じになっています。
しかし、頭痛薬を飲み続けるのはあまり体に良くないので、時々は受診してみようか考えることもあります。
緊張型頭痛
緊張型頭痛は不安や緊張などの精神的ストレスと悪い姿勢などによる身体的ストレスが原因となるようです。
ほぼ毎日痛みが続く「慢性」と月の半分以上ないしは1年に数回痛みがある「反復性」の二つに分けられますが、片頭痛(ズキズキする痛みがあり、吐き気を伴う頭痛)を併発する混在型もみられます。
私は長い年月の中で、これらのすべての症状を経験していますが、体の変調を察することができるようになってひどい症状が来る前に対処できるようになって、頭痛で寝込むと言う事はなくなっています。
しかし、それは体に無理を強いることにもなってあまりよくないことだとは思っています。
群発頭痛
20~30歳代の男性に多く、群発地震のように一定期間内にひっきりなしに頭痛が起こることから、この名前で呼ばれているようです。
群発頭痛は、目の奥にある内頸動脈が何らかの原因で拡張して起こると考えられています。
頭痛がある期間に集中して、片目の奥に起こるもので、七転八倒するほどのたまらない痛さと言う事です。
群発期を過ぎるとしばらくの間、症状はおさまりますが、2~3年周期で発作が始まっては、またおさまるという状態を繰り返洲ようです。
この頭痛は自律神経の症状を伴うことが多いようです。
- 痛くなる方の目が赤く充血する
- 涙が出る
- 鼻がつまる
- まぶたが腫れる
- 鼻水が出る
- まぶたが下がる
- 汗をかく
これらはこちらのサイトを一部参考にさせていただきました。
しかし命にかかわらない頭痛であっても頭痛持ちであることは薬の飲みすぎなどを考えると心配になることがあります。