「Vorkers」に寄せられたクチコミから、新卒入社で3年以内に退職した「退職理由ランキング」の発表によると「キャリア成長が望めない」が25.5% でトップ、次いで「残業、拘束時間が長さ」が 24.4% となっているということです。
これらはやめた人の考え方であって、やめないで仕事に打ち込んでいる人はどのように思っているのかまでは推し量ることが出来ません。
「キャリア成長が望めない」と思って会社を辞めた人が、会社でどのような仕事に携わっていたか、なぜ「キャリア成長が望めない」と思ったのかなどはさまざまな要因があるのでわかりかねませんが、このことと「残業、拘束時間が長さ」はどこかで関連があるような気がしないでもないと思いました。
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複雑化している社会の中での生きがいのある仕事とは
新卒で3年以内に仕事をやめること自体悪いことではないと思いますし、「キャリア成長が望めない」と思って会社を辞めた後に何をするかがその人のその後の人生を変えることになるのだろうと思います。
最初に就職した会社を辞めて、紆余曲折の末に現在立派な仕事をしている方も多く知っています。
ニュースキャスターで活躍している国谷裕子さんが新卒後メーカーに就職して商品の販売戦略を担当し、なぜ1個でも多く石鹸を売らなくてはならないのかと疑問を感じて1年余りで最初の会社を辞めてしまったということを読みました。
その後、NHKニュースの英語の同時通訳を務めたのを機に、報道の世界入ったということです。
そして1年余りの会社勤務の経験はとても役に立っているということを読んで、どのようなことでも人生にとって無駄なことはないのだという思いを新たにしました。
「キャリア成長が望めない」と思った方も、「残業、拘束時間が長さ」を理由に辞めた方も、やりがいが見いだせなかったことにおいては同じではないかと思います。
もし、とてもやりがいのある仕事であったら、それほどには「残業、拘束時間が長さ」は感じないのかもしれませんが、これは程度問題ですので私には詳細はわかりません。
職場環境の問題など個々の問題は改善が必要な事柄も多く含んでいると思いますが、年功序列が崩れた職場の中でキャリアアップは仕事をするうえで大切なことだと思います。
仕事を辞めた方はキャリアアップのできるような技術を身に付けるよう努力することこそが今後につながるのだろうと思いました。
どんなことでも自分の納得のできる仕事は生きがいにもつながるだろうし、失敗を恐れることなく辞めた後の人生をより良いものにしていただきたいと思います。
私も何もわからないままに入った公務員という仕事が面白くなく結婚退職をしましたが、その後子育てと趣味の生活では満足できない思いをしながらも、納得できる仕事も見つからないままに来てしまいました。
たぶんどのような道を選んでもこれで満足と思える人はほんの一握りだと思いながらも、複雑な思いで生きてきました。
しかし、その時々の悩みも苦しみも何かをすることで紛らわしてきて、今になって無駄だったことは何もなかったと思うことが出来ます。
現在は選ばなけれ何かしら仕事はあると思いますので、逃げることなく何でもしてみることで本当に好きなことが見つかるかもしれません。
若い方にはとりあえず前を向いて失敗を恐れることなく生きて行ってほしいと思います。
目まぐるしく進歩するネット社会の中で、私もネットから遅れまいと必死で食い下がっています。
現在は得意分野を3種類くらい持たないと収入を得て生きていくのが難しい時代だと言われています。
若い時は、自分探しの時期ですので本当に自分のしたいことを探すためにあくなき探検をしてほしいと思っています。