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広告 政治・社会問題

不妊治療で悩む人の陰で子供を希望しない独身男女が10%超

著作者:Steve-©-foto

不妊治療を受ける人が増え、高額な医療費と仕事のはざまで悩んでいる方が多いようですが、21歳~30歳の独身男女が将来的に子供を希望しない割合が10%を上回っていることが、厚生労慟省の調査で分かったというニュースを新聞で読みました。

2013年の調査で「0人」と回答した男性が、15.8%(03年調査8.6%)、女性は11.6%(03年調査7.2%)とかなり上昇しているようです。

それと相反するように不妊治療を受けている方も多く、仕事との両立が難しかったり、高額の治療費がで悩む方も多く、治療をしたから妊娠するという保証もないままに仕事を辞める方もいるようです。

仕事を持つ女性が増えたことと結婚が高齢化していることが一つの原因としてあるようですが若者の考え方が多様化しているのをうかがうことができます。

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子供を希望しない独身男女の増加をどうとらえたらよいのか

親は子供の鏡と昔から言われているが、親ばかりでなく現在の大人の言動が影響していることは否めないと思うし、将来に対する不安が根底にあるのではないかと思われます。

子供を希望しないと答えた人に子供感を尋ねたところ「自由な時間が持てなくなる」「感じていることは特にない」「出費がかさむ」と続いたといいます。

労働省は「結婚意欲の低下もあり、子供への関心が低くなっている」と分析しているようですが、その底には何があるのだろうかと思ってしまいます。

「結婚はしたいと思っていながらも出会いのない人、離婚の増加など現在の結婚観が変わってきているのは確かのようです。

私は離婚の増加については肯定的な見方をしています。

違った環境の中で育った人が結婚して生活するにはかなりのエネルギーが必要だと思いますが、片方がそれを乗り越えようとしないのであれば、時には離婚を選ばざるを得ないこともあると思います。

今でも変わりないと思いますが、経済的に弱い女性がすべて我慢しなければならない時代は終わらせた方が良いと思うからです。

私は女の子しかいませんでしたが、男の子を持つ親が男の子を恋人のように溺愛していたのを日常的に見ており、子供も母親のような人を結婚相手にしたいと思っていたことも実際に見聞きしていて、それが離婚の理由になっていた人たちが多く見てきました。

女の子を持つ親は、自立した女性になってほしいと願い、大学進学を勧め、男の子には世話女房で優しい嫁をと願っているのですからつじつまが合わなくなって離婚ということになるのは目に見えています。

現在の親世代はそのようなジレンマと闘ってきた世代なのでかなり変わってきているようです。

そのような多様化の時代の中で結婚をしていない40代の男女が多いようですが、良いと思う方との出会があることを願っています。

初婚の人より再婚する人のが少し多いようですが、経験があるから積極的になれるのかもしれません。

2003年に適齢期を迎えた方は親世代がバブルを経験していて現在よりは経済的な格差のない時代に育っていると思いますが、2013年は親世代の年収も減り、所得格差が広がった時代になっているので、そのような時代に育った世代の男女は考え方に差が出てきているのかもしれません。

2003年調査のころの世代が不妊に悩んでいる

2003年に21歳~30歳だった世代の方が、不妊治療をしていることは子供を欲しかった人が生まれなかったということになるのでしょうか。

それとも、子供への関心がなかった人も含まれているのかはわかりませんが、子供を欲しいと思っていても生まれないという人もたくさんいることには間違いありません。

数十年前は、結婚して子供が生まれなかった人は、少数派だったのでかなりつらい思いをしていたようです。

世間の目や親世代からの期待のようなものが多く可哀想だと思うくらいでしたが、現在は自分の意思で子供を持たない選択ができることは、幸せなことだとは思います。

それでも、子供が欲しいのに生まれないという人も多く、とても寂しい思いをしていることも変わりはありません。

一方で子供の虐待が増えている

世の中は一筋縄ではいかないもので、子供が欲しくて不妊治療を受けている人もいれば、生まれた宝物でもある子供を虐待して死に追いやっている親もいるのです。

夜回り先生水谷修氏が夜の街を回って、街にたむろしている子供たちを家に戻している現状からも、家庭崩壊のありようが見えてきます。

幸せになるために生まれてきた子供の事件が次々と起きて、大きく報道されているのを見ると、家庭崩壊と貧困が垣間見えて、子供を育てることの大変さを垣間見せられます。

このような事件を日夜ニュースで報道されているのを見ると、現在の暗部を見いているような思いがします。

朝まで夜の街を彷徨っている子供たち、それを餌食にする大人がいることの残酷さを大人たちがもっと考え実行することを社会全体で考えていかなければならない時期にきているのではないかと思っています。


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