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本・読書感想

白内障適齢期 赤星隆幸 聞き書き片寄斗史子|白内障手術が決まって読んだ本

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白内障適齢期

私は網膜剥離の手術をして3年が過ぎ、網膜の状態にリスクがある上、飛蚊症がむごいことから、健康な目の人に比べて白内障の手術にも少し違った心配があります。

網膜剥離の手術をした後はカメラで言えばフイルムの場所が歪んでいるのですから、ものが歪んで見えたり、文字が小さく見えたりと白内障以外の症状もあったために、視力もその時によって安定しませんでした。

現在も日によって見え方が違いますが、かなり慣れたので手術したばかりのころよりは精神的に楽になっています。

ずっと網膜剥離の経過を見ていただいている先生は、白内障がどのくらい進んでいるかは分かるのでしょうが、網膜剥離手術後に落ちた視力が、かなり戻ってくるのですから白内障の手術の時期を測りかねます。

網膜剥離の手術をしなかった左目は効き目の右目をかばったためか、手術をした右目より早くに白内障が進むのが分かりました。

それに比べて手術をした右目は手術をしたことにより、手術前よりも視力が出なくなり、それ以上に見えにくさを感じたのですが、それが数か月以上も回復し、また時によって見えやすくなったり、見えにくくなったりするのですから本人はもちろん先生も白内障の時期を探ることになったのだと思います。

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しかし、パソコンの文字が見えにくくなり、近視が進んだように近くの見える場所が短くなってきたと感じた時に先生から白内障の手術をしましょうというお話がありました。

白内障の手術をすれば今よりは見えやすくなるのではないかと思っていた私は早い時期の手術をどこかで望んでいたので、もしかしたら今よりは見えるようになるのではないかという期待が膨らみました。

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白内障の手術ではとても有名な赤星隆幸眼科医からの聞き書きである、白内障適齢期を読んだ

赤星先生は眼科医になるために開校されて間もない自治医科大学に入学して勉学に励みますが、自治医科大学の奨学金制度の条件は卒後後は出身都道府県に戻り、9年間は地域医療に貢献することが義務付けられていたために、眼科医になりたいという希望が叶うまでにかなり遠回りをしたということです。

その上、5年目には保健所で公衆衛生に携わるという辞令をうけることになります。神奈川県には僻地が少ないので医者というよりは行政の仕事の道です。

悩みに悩んだ末1700万円近い奨学金を銀行などから借りて一括返済して、東京大学の医局に入局させていただいたということです。

そこで腕を磨いたのですが、その後東京女子医科大学糖尿病センターに移動になり、やりたい手術ができないことで、白内障治療の清水公也先生を頼って武蔵野赤十字病院で白内障手術をするようになります。

その後、手術経験豊富な眼科医を失っていた三井記念病院に、東大から移動命令が出て現在に至ります。

そこで白内障の手術方法プレチョップ法を考案、白内障手術のエキスパートとして現在の赤星先生がスタートしたようです。

日本ではまだ広まっていないプレチョップ法は世界では広まっているようですし、独自に考案した器具は高価になるのを避けるために特許を取っていないということです。

私の妹はかなり強い乱視がありましたので、乱視矯正用トーリックレンズを使っていただいて、赤星先生の手術を受けましたが満足度がかなり高く体質的にも良かったようで、焦点を遠方に合わせたにもかかわらず、よほど細かな文字でない限りは眼鏡なしの人生になりました。

運よく焦点距離が深くあう人がいるようで、これは偶然であり、ほとんどの人は短焦点レンズでは眼鏡が必要になるようです。

この本からは決して簡単とは言えない白内障の手術であっても、手術をする先生の力量によって、回復が異なることなど、一生をかけて白内障の治療に携わっている赤星先生の視点と情熱が伝わってきます。

三井記念病院で、年間5000件もの手術を行っていると言いますから、赤星先生に手術をしていただいたという方はかなりいらっしゃると思います。

単焦点レンズ、乱視矯正用トーリックレンズ、まだ保険適用になっていない多焦点レンズなどレンズも選べるようになって、手術後の見え方が改善されるようになっているようですが、乱視矯正用トーリックレンズはかなり技術が必要のようです。

また多焦点レンズも焦点の甘さがあるようですし、医師の技術も必要のようですので、よく考えて、医師に相談することが必要になることでしょう。

私は網膜剥離の手術をしていますし、手術後眼底も変わっていることなどから、主治医から白内障手術を受けることにしていますが、この本を読んで白内障の手術の概要を知ることができました。

たくさんの眼内レンズが発売されて、白内障手術によって私にとっては命のような目が、見えやすくなるということはとてもうれしいことだと思いました。

わが身に起こるまでは、とても簡単だと思っていた白内障の手術が、術者により回復にかなり違いのあること、また術後の感染症には細心の注意を払わなければならないことなどを知ることができました。

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