木目込み人形は江戸時代に京都で作られた人形つくりの技法で、人形の胴体の部分に布を決め込むことから木目込み人形と呼ばれているようです。
現在は東京都の伝統工芸品に指定されていて、埼玉、東京に伝統工芸士が独自の木目込人形を作っているようです。
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東京都の伝統工芸品|江戸切り込人形
桐塑または木で作られた人形に、衣服の皺や模様の形に本体に筋彫りを入れ、筋彫りに目打ちなどで布の端を押し込んで作ることから木目込みという名前がついているようです。
胴体ができていれば素人でも作ることが容易なため、作りやすいセットを購入して、木目込人形つくりを趣味としている方も多く、それぞれに立派な人形つくりをしているようです。
私も趣味で作っているという方から数十年前に頂いた立派な木目込み人形を大切にしています。
趣味とは思えないような立派な作りは飽きることがない我が家のお気に入りの一つになってケースに収まっています。
本体まで作るには本職でないと無理なのでしょうが、ある程度の型ができている中に布の端を押し込んでいく作業で素人が作ったとは思えないような立派な木目込み人形ができるのですから、物を作る楽しみは十分に味わうことができるようです。
わが家のケース入りの木目込み人形はかなりの年月を経ていますが、立派な布の衣装をまとっているので色はあせましたが風格は頂いた時と変わりがありません。
わが家のお雛さまは段飾りのため、押し入れに眠ったまま出番がありませんが、内裏雛のケース入りですと出し入れも楽なのでそのようなものおほうがよかったと思うこのごろです。

