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秋田県の伝統工芸品「桜皮細工|樺細工」

みちのくの小京都「秋田・角館」の桜皮細工|樺細工は私にとって忘れられない伝統工芸品です。

桜の樹皮を利用して作られるもので、非常に手間のかかる作業によってつくられています。

全国には伝統工芸品はたくさんありますが、樺細工はとても好きな工芸品です。

派手さがなくどこにおいてもマッチするのが魅力です。

小さな物入れ、茶筒、茶さじなど数十年使っていますが、しっとりと手になじんで飽きると言う事がありません。

このようなものを身近において使うことができるのは嬉しいことです。

数十年前に角館で樺細工の匠の手仕事を見て、購入したものや別に購入したもの、いただいたものなど数点を使っています。

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秋田県の伝統工芸品「桜皮細工|樺細工」

かなり前になりますが、角館に行き樺細工職人が手際よく作品を作っているのを見たことがあります。

とても細かな仕事ですが、手わざの美しさに見とれた記憶があります。

樺細工という名前の由来はよくわかっていないようですが、ヤマザクラ類の樹皮を使っています。

樺桜は茶筒などが多く、わが家にも数個の茶筒と茶杓がありますが、樺細工には茶葉などのの乾燥した物の湿度を一定に保ち、外部からの変化から守る特徴があるということで茶筒は数十年使い続けています。

使い込むほどにつやが出て、美しさを増すのは熟練した工人が作った工芸品だからこそなのでしょう。

樺細工の工法

樺細工の工法には次の3点があるようです。

  • 型もの:木型に合わせて芯を作り、その上に樺を貼り付けて筒状のものを作る工法で、茶筒などに代表されるものです。
  • 木地もの:下地に木地を使ったもので、箱物が多く作られますが、わが家でも小さな引き出しがあり、小物入れにとても重宝しています。
  • たたみもの:磨いたヤマザクラの樹皮を数十枚も重ね貼りし、厚くしたものを、様々な形に彫刻する工法で、ブローチなどが代表ですがこれも長いこと色あせずに残っています。

昔から受け継がれた自然の素材を使ったものが今も色あせずに残っているのはそれがとってもすぐれたものだからでしょうし、使い続けるうちに愛着が増すものが伝統工芸品と呼ばれる所以なのだと思っています。

茶筒などには中に金属を使い、表面だけヤマザクラの樹皮をまいたものもありますが、そのようなものも使ったことがありますが、貼り付けたヤマザクラの樹皮がはがれてしまったことがあります。

総皮茶筒と書いてあり、中も見せているものは安心だと思います。

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