笠間焼は、茨城県笠間市周辺を産地とする陶器で、益子焼とあまり遠くないところで焼かれています。
笠間粘土は粘りが強く粒子が細かいため焼き上がりが丈夫であり、当時の日常雑器としては理想的な土でした。
現在では300人に近い陶芸作家や窯元のいる窯業産地となっています。
関東地方では、益子と並ぶ大きな窯業産地として知られています。
現在は益子焼と似た感じのする作品もありますが、全体的に言葉では言い表せない違いを感じます。
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茨城県の民芸陶器 笠間焼
茨城県の民芸陶器は全国から陶芸家が集まり、益子と同様独自の作風を築いているので、益子焼との区別が難しくなっています。
陶磁器の好きな私は何度か足を運んだことがありますが、素晴らしい作品に出会うことができました。
益子のように街全体が益子焼のお店というほどではありませんが、素晴らしい作品がたくさんあり作品の値段も益子焼と同様作家によりかなりの差があります。
益子焼はのバーナード・リーチが滞在して普及に努めていたこと、浜田庄司、島岡達三などの人間国宝が出ていることで知名度は高いようですし、窯元も多いので有名ですが、作家による違いがあるくらいで好みの問題になってくると思われますが窯元全体の雰囲気が異なっており、言葉に表せない違いは感じます。
私はそのような思いで益子焼と笠間焼を愛しています。