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『海街diary』是枝 裕和 監督 原作は吉田秋生のマンガ「海街diary」

『海街diary』は吉田秋生のマンガ「海街diary」を是枝 裕和 監督が脚色して映画化したものです。

私は漫画を読んでいないので、映画を見たことからだけの感想になります。アマゾンプライムで是枝監督の映画を続けて見ているのですが、現在の日本における家族とは何か、という問いを描いています。

あまりにも家族というものが壊れしまいつつある、現在の生き方に問いを投げかけているのかもしれません。

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『海街diary』のあらすじと感想

『海街diary』のあらすじ

綾瀬はるか演じる長女の幸、長澤まさみ演じる次女の佳乃、夏帆演じる三女の千佳が海辺の街、鎌倉の古い家に住んでいます。父親が愛人を作り出て行った後、母親が再婚して出て行き、祖母に育てられますが、祖母も亡くなって、幸は市民病院の看護師として、佳乃は信用金庫で、千佳はスポーツ店で働き、家事分担をして暮らしています。

ある日、父が亡くなったという連絡を受けて、山形に行くことになるが、幸は夜勤のためいけずに、佳乃と千佳が行くことになります。

不倫をして出て行った父の娘 広瀬すず演じる浅野すずが、山形の河鹿沢温泉(かじかざわおんせん)駅に迎えに来てくれていました。

夜勤だって幸も後から来て、お葬式に出ることが出来、三人目の父の奥さんに会う事になります。分かれてから15年の歳月が過ぎていました。

すずは頼りない継母に変わって父の介護をして看送ったようで、とてもしっかりしていました。そして父が持っていただろう姉たちの写真を姉たちに渡すのでした。

父が亡くなり、ひとりぼっちになってしまったすずを鎌倉で暮らさないかと誘うと「行きます」と言って、四姉妹は鎌倉の古い家で暮らすことになります。

幸は奥さんが心の病である小児科の医師椎名と付き合っていますが、アメリカに小児がんの研究のために行くことにしたので、一緒に行かないかと誘われますが、すずたちを残して行くことに決心がつかず、ケア病棟で看護師として暮らす道を選びます。

次女の佳乃はだめ男が好きなようで、いつもだまされ、金をせびられているようです。信用金庫の営業に回り、個人事業主などの相談に乗り、資金繰りの厳しさを知ることになります。

いつも利用している海猫食堂にも行くが、店を閉めることにしたという。奥さんが病気で店を続けられないと聞いてびっくりします。

すずはサッカーが上手で、風太と少し仲良くなり。桜ののトンネルの中を風太の自転車の後ろに直り通り抜ける場面はとても素敵で圧巻です。

庭に梅の木があり、祖母が作っていたように毎年梅酒をつけていますし、漬物をつけたりと分担で、食事を作りしながら家庭的な生活を送っています。

ある日、すずは梅酒を飲み過ぎてよってしまい、「父と母のバカ」と悪態をつくのを聞いて、明るく、しっかりしているすずが、かなり苦労してきたことを姉たちは感じるのでした。

祖母の七回忌の法要の日に大竹しのぶ演じる母の都、樹木希林演じる大船のおばちゃんも来ます。母が突然この家を処分したらどうかなどと言うが、幸はきっぱり断ります。勝手に出て行った母を許していないのです。

しかし、次の日それぞれの娘にお土産を持ってきてくれた母とお墓参りをして、梅酒をお土産に渡して別れます。

幸とすずは海の見える山に上り、二人で、「お父さんバカ」「お母さんのバカ」と叫び、すずを抱きしめ、「ずっとここにいてもいいのだよ」とささやきます。

幸がずっと面倒を見てきた、がん闘病をしていた海猫食堂のおかみ二ノ宮さち子が亡くなります。幸たち四姉妹はお葬式の帰り、海辺出遊び、幸は「お父さん、本当にダメな人だったけどやさしい人だったかもね」「すずを私たちに残してくれたから」と言う。佳乃も千佳も「そうだよ、きっと」と答えます。

お葬式で始まり、お葬式で終わるドラマでした。起伏が少ない映画ですが、見終わって心にふんわりとした優しさが残りました。

『海街diary』の感想

是枝監督は家族というテーマーで、人間を掘り下げて描いているのだろうと思っています。

私は大家族野中で育ち、核家族を形成してきました。多分最後は一人家族として生きていくことになるのだろうと思います。

そのような経験から、大家族のことも、核家族に事もわかっていますが、一人暮らしという経験は若い頃に少ししただけなので、本当の意味ではわかっていないかもしれません。

今、孤独と言うことが、社会問題になっていますが、一人で生きることを考えるととても寂しいと思いますが、個を好んで求めている人も多い時代において、様々な生き方があるのだろうと思っています。

一人で生きることにも、家族を大切に生きることにもそれぞれのメリット、デメリットがあるのでしょうが、核家族が普通になってしまった現代において、家族とは何かという問題を見つめ直すきっかけを与えてくれた作品だと思います。

我が家には二匹の犬がいますが、犬には人間にわからない意思疎通をしているのだと思えるように、二匹でいることに安堵感を感じているように見えます。

また、たくさんの鉢植えや庭植えの花を育てていますが、植物も沢山の植物を育てた方が元気に育ちます。

生きているものは、生き物同士の呼吸を感じながらより元気に育っていくように思えてなりません。

そんな思いを映画を通じて感じさせてくれたのだと思いながら、読みました。

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