職に就いていない若者の実態を調べたところ、大学卒や専門学校を卒業した人が8割近いというニュースを見ました。
それまでは、引きこもりなどで学校に行っていない人が多いのではないかと思われていたようですが、現実は普通に大学を卒業した人だったと言う事に驚いたと言う事です。
また就職ができてもやめて行ってしまう若者が多いことはよく聞いていることですが、このような現実をきちんと受け止めて手を打たなければ大変な事になると思います。
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職についていない若者の多くは大学生や専門学校卒
このような現状がどこから来ているのか、見極めるのは政治家の問題であり、社会の問題であると思います。
それらすべてがこのような現象を引き起こす引き金になっているのであって、若者の根性がないと当事者を責めても何の解決にもなりません。
私は、これらの現状は、親のエゴであり、教育の偏りであると思っています。
人間の個性はとっても豊かだと思っています。
同じように勉強ができる子供であっても、コツコツ勉強してできる子供と、あまり勉強しないで出来る子供がいますし、学校の勉強は苦手でも何かに秀でた子もたくさんいると思います。
没個性の、つめこみ教育をしていて、子供のうちにたくさんの経験を積んでいない子供が、学校を卒業したからと言って出来る仕事は限られています。
ほとんどの仕事は想像力を働かせてするものですが、試験だけできた子が想像力を働かせることができるでしょうか。
小さな子を見ていると、私たちが思っている以上の想像力を持っていて、話を聞くだけで楽しくなります。
我が家に来る入学前の子供は、おばちゃんの家は自然がいっぱいだねと言います。
我が家は住宅地ですが小さな庭に野草を植え、メダカを育てているので、トカゲもアメンボウもいます。
毀れ種から生えてくる野草がいっぱい咲いているので、緑がいっぱいだと言います。
これは親から聞いたことなのか、自分で思ったことなのかはわかりませんが、小さなころに自然にいっぱい触れた子は幸せだと思います。
そんな子供の声に耳を澄ませていれば、その子の個性も見えてくると思います。
何かをするために勉強して、大学や専門学校に行くのと何も考えないでみなと同じように大学に行くのとは雲泥の差がります。
我が家は、小さな庭ですが植木がたくさん植えてあり、定年後は夫が剪定をしていましたが、頚椎症性脊髄症で手術をしてから、剪定梯子に載って木を剪ることが難しくなり、植木屋さんに頼むようになりました。
そんなことから、植木屋さんと話す機会が増えましたが、松の剪定など出来る方がいなくなって困っていると言っていました。
私も自己流で庭木を剪りますが、一人前に仕事が出来るようになるには10年近くかかると言っていましたし、そうだと思います。
大学の勉強だけで、出来る仕事などないと思った方が良いくらいです。
大学は勉強の仕方を教えるところで、仕事はその後に覚えるものだという覚悟がなかったら、就職しても長続きはしないと思います。
何をしたいかも分からずに大学に行って、就職が決まっても長続きがしないのはそんなところに問題があるようです。
本当に好きな職業につけた人は幸せです。
それには、本当に好きなことをたくさん持つことがもっと大切だと思います。
いくつも好きなことがあったら、一つくらいダメでも他のことができます。
現在はスピードのある社会ですので、今後どのような職種が出てくるかわかりませんが、それに柔軟についていけるような人間になるような教育が大切だと思います。
そして、今現在職がないのであれば、そのようなことを視野に入れて頑張れば未来は見えてくるのではないかと思います。