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政治・社会問題

認知症の行方不明者の増加を考える

2014年6月7日

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著作者: Martin Hricko

私には認知症の高齢の母がいますが、母はうつ病から来た認知症のために、行方不明になる心配はあまりありませんでしたが、もっと元気で帰る場所を忘れてしまうような認知症の家族がいたらと思うと心労はいかばかりかとニュースを見るたびに思っています。

誰もが老いていきますし、高齢化社会になり、認知症のリスクも多い世の中になっています。

父は脳梗塞のために最後は寝たきりになりましたし、母は老人性うつ病のために寂しさから逃れられずに人を求めて出歩くことはありましたが、それはやさしくしてくれる近所の方のところで、探し回ると言う事はありませんでした。

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認知症の行方不明者の増加の対応にはなにが必要か

それでも、とても大変でしたのに、気が付いたときには出かけてしまって探し回らなければならない家族の心労は違った意味でとても大変な事と思っています。

私の知人のが、認知症になって出歩いてしまう義父を見ていたことがありますがとても大変だと思ったものです。

しかし、出歩いても帰ってこられればまだ救いはありますが、警察に届けなければならないような状態になった時の心労はいかばかりかと思います。

現在の介護制度では、その程度の認知症は介護度が低く介護保険も使うことに限界があるようですが、初期の認知症の支援がもう少しよくならなければ家族の負担が大きすぎるのではないかと思ってしまいます。

軽度の認知症や老人性うつ病などの支援を厚くすることは、長い目で見れば介護保険支出の軽減になるのではないかと思っています。

母を見てきた経緯からも、軽度の認知症の時の対応が良かったら、病状軽減につながったのではないかと言う思いはずっと持っています。

帰る場所を忘れてしまうような認知症の方と真剣にかかわりあったことのない私はどのようにしたらよいかは皆目わかりませんが、専門家の方が知恵をひねって対応を考えれば、家族だけで守る限界を軽減してあげられるのではないかと思ってしまいます。

私のように病弱であれば、責任を持って親の面倒を見ることができないばかりでなく、もし夫が認知症にでもなれば私には看きれないという思いに身震いするほどです。

老老介護も大変ですが、若い方は仕事がありますし、仕事を辞めれば生活に困ることになります。

何を考えても、解決策に行きつかないままに、声も上げられずに大変な思いをしている方のことを考えると胸が痛くなります。

自分では、最後まで自分で何とかしたいという気持ちはありますが、気持ちだけではできないことも多いと思うのが現状で、いつそんな状態になるか分からない予備軍としての自分がいることも考えてしまいます。

特老はどこもいっぱいで、有料老人ホームには経済的に入ることができない方がほとんどだと思うととても大変だと思います。

30年以上も前になると思いますが、有吉佐和子の「恍惚の人」と言う小説を読み、その時の認知症の老人の言動が私の中に焼き付いていて、そんなニュースを見るたびにそのことを思い浮かべるのですが、そのようなことが身近に起こっていると思うとやり切れない思いがします。

そのような病気の家族を見ている方に手を差し伸べてくれるようなシステムが一日も早くできることを願わずにはいられません。

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