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政治・社会問題

軽度であっても認知症の介護は家庭では難しいと思う

2014年4月24日

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著作者: João Lavinha

最近テレビなどで、認知症の介護の問題を取り上げているのを見ることが多くなりました。

高齢化社会になり、認知症の高齢者は増え続けているようですが、この問題は先送りできない問題として政治が取り組まなければならないと思っています。

厚生労働省のホームページより

高齢者が、介護が必要になっても、住み慣れた地域や住まいで尊厳ある自立した生活を送ることができるよう、質の高い保健医療・福祉サービスの確保、将来にわたって安定した介護保険制度の確立などに取り組んでいます。

このように書いてありますが、現実はどのようになっているのか分からないわけはないと思いますが、そのような状態とほど遠いのが現状だと思わされます。


このようにはっきりと私が言えるのは、93歳の母が、6年前に老人性うつ病から認知症になり5年近くをデイサーヒスとショートステイを利用して、今年の1月下旬に施設に入ることが出来ましたが、その間とても大変な思いをしたからです。

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認知症の介護は初期症状であっても家族だけで診るのは限界があると思う

認知症の介護は、介護度が上がって介護保険をたくさん使えるようになれば少しは介護者の負担と気持ちは楽になるかもしれませんが、初期状態の方が大変だったと今になって思い起こしています。

そして、初期症状の時の適切なケアはその後の症状の悪化を食い止めることもできるのではないかと思っています。

初期症状の時の適切な介護を受けることができれば、症状を改善できることになり、介護も楽になるのではないかと思っています。

私は母が老人性うつ病となり、物忘れもひどくなって寂しくて一人でいられなくなったときに、頻繁に実家から電話があり、母の話し相手になってほしいと言われましたが、運転もできず20キロも離れた実家まで行くのは夫の運転が頼りで、とても気疲れしました。

寂しくて一人でいられない母は、誰もいなくなれば、近所に行ってしまいますが、それまで仲良くしてくれていた方も迷惑この上なかったことと思います。

私は菓子折りを持って挨拶に行きましたが、はっきりと「私も忙しくてなかなか相手が出来ないの。」と言われたり、気持ちよく対応してくれる人もいましたが、もし私が認知症になった方に毎日訪ねてこられたらいやだと思いますし、元気な人は何かしら仕事があるのですから、嫌なのは当たり前だと思いました。

そして、義妹は家で仕事をしているので少しは見られると思いましたが、そんな母になるべく触れないようにして一人で置いて行ってしまう状態で、何を考えているのか分かりませんでした。

自分の親を施設に入れて、数年も行ったことがない人がたくさんいると聞きますので、義理の親の面倒を見たくないのもごく自然なことだと思いますし、仕事を持っていれば共倒れになってしまいますから仕方のないことだと思っています。

介護していた父に先立たれたとき、母は一人ぼっちになってしまったと言っていましたが、父は母に毎日面倒を看てもらってとても幸せでした。

先に死んだ方が幸せとはよく言いますが、夫婦だったら、泣きながらでも面倒を見るのでしょうが、仕事を持っている子供が見ることはできないと思っています。

テレビで良く見かけるのは、認知症になった妻を夫が面倒を見ている映像か、認知症の夫を妻が面倒を見ている映像が多いのですが、介護度も低く家で面倒を見なければならない状態で困っているようですが、私は初期の時期こそ行政が手助けをしなければならないと思っています。

老老介護であれ、夫婦のどちらかの面倒を看る大変さもわかりますが、一人になってしまった人よりはまだ良い方だと思っています。

夫婦のいずれかが亡くなれば、一人暮らしか、子供との同居になるのでしょうが、親の面倒を看なければならない家族が、仕事をしていた時に認知症で介護度が低いからと言われても、何処に行ってしまうかも分からない親をどのようにすればよいのか考えらえません。

仕事を辞めれば、いずれ金銭的に困るのは目に見えていますから、仕事を辞めないですむようなシステム作りは必須だろうと考えています。

それが出来なければ、日本の高齢化社会は立ちいかなくなってしまうと思っています。

一緒に生活していませんが、6年の間病院に最初から連れて行き、ケアマネージャーさん2人といろいろ話し合い、ショートステイを尋ねたり、デイサービスを尋ねたり、現在は特老を尋ねて、介護の現場をはっきりとみてきました。

そして、ショートステイ、デイサービス、特老のサービスを受けられることが、現在では最良と言わざるを得ない実態になっていることを感じています。

「高齢者が、介護が必要になっても、住み慣れた地域や住まいで尊厳ある自立した生活を送ることができる」のは本当に幸せだろうと思います。

認知症で喜怒哀楽もなくなって、時によってはほとんど分からなくなってしまう母は、「家に帰りたい。」と行くたびに言いますが、家では面倒を看てくれる人がいないのです。

我が家も、昨年は私が入院し、現在は退院したばかりの夫との二人暮らしのところに母を連れて来たら、2日も持たないで寝込んでしまうと思います。

そんなせっぱつまった現状を、政治家や厚生省はどのように考えているのかといつも思ってしまいます。

父が亡くなった10数年前は病院も、面倒を看てくれましたが、今は病院は介護老人が入院できる場所ではなくなり、特老は入所待ちの方が多く、有料老人ホームは金銭的に無理で、いったいこの先どのようにしていけばよいのか考えてしまいます。

介護保険の1割負担のお金さえ払うことが出来ずに、自宅にいる方も多いと聞きますが、見えないところで大変な現状があると思うと心が痛みます。

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