NHK総合「あさイチ」で、深刻化する大人のひきこもり”SNEP”についての特集見ました。
ささいなことがキッカケで誰でも陥る恐れがあるという、“SNEP”とは、「孤立無業者」(Solitary Non-Employed Personsの略)のことで、下記の4つのすべてに当てはまると、“SNEP” なのだそうです
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“SNEP” が当てはまるという4つの項目
- 20~59歳である
- 現在、結婚をしていない
- 仕事をしていない
- 2日以上ひとり、もしくは家族としか話をしない
子供、若者の引きこもりはかなり前から問題になっていて、いろいろなところで取り上げられてきましたが、“SNEP”とはそれらとはかなり違った要素やきっかけを持っているようでした。
私は年齢的にも当てはまりませんが、このような人は独居老人にもかなり多いようですが、今回はある年齢層の方を取り上げていますが、子供から老人までが陥っている社会現象の一つと考えても良いと思いました。
、“SNEP” になったきっかけを大きく分けると下記のようになり、子供や老人の引きこもりと一線を画して考えなけれなならないのだろうと思いました。
スマップになるきっかけとは―あさイチから
- 介護のために離職して
- 離婚をきっかけに
- 失恋をきっかけに会社を辞めて
- 職場燃えつきがきっかけで
- Uターンをしたがうまくいかずに
- 転職になじめずに
祖父や父母の介護のために、故郷の実家に帰って介護をすることにしたが、故郷では再就職が出来ずひきこもりになるという現実です。
離婚率の高さから、離婚する人が増えているが、特に女性は履歴書のブランクを埋めることができないことに悩み、人とのつながりが作れずに陥ってしまうことがあるようです。
婚約したものの、破談になってしまい知られたくないために会社を辞めてしまって引きこもりになってしまう人もいるようです。
一人で悩まないで、相談してほしい
このようにきっかけは様々ですが、この年齢の方が独身でありながら、仕事をしていないということが大きな問題のように思いましたが、逆に考えれば仕事が見つからないから、引きこもったと言えるのかもしれません。
私もつい最近母親を見送りましたが、介護のために仕事を辞めてはいけないと思いました。
介護は先の見えない大変な仕事で、一人では背負いきれないと思いますので、経済を優先させなければ成り立たないものだからです。
一人ですべてを背負おうとしないで、地役包括センターなどに相談して、仕事を辞めないでも介護ができる状態を作ることが大切だと思います。
遠くに住んでいて、どうしても実家に帰らなければならないときは、就職先を探してからにした方が良いと思います。
これは、離婚の場合にも言えることですが、収入がなければ一人でも生活はできませんから、勤めるところくらいは探しておいた方が良いと思います。
母を見送ったばかりの私は、さまざまな介護が必要な方を見てきました。
特老に願いして、4年も会いに来ない子供もいると、施設の方が言っていましたので、これらの引きこもりになる方は心の優しい方が多いのだろうと思いました。
しかし、介護の後も生活していかなければならないのは介護者ですから、最低限の収入源までたつような離職はしてはいけないと思いました。
私も弱い人間ですので、いつ引きこもりに陥ってしまうかわからない危うさの中で生きていますが、これらの方はやさしい方が多いのだろうと思いました。
もう少し、自分だけで悩まないで、あらゆる制度を利用できるように勇気を出して踏み出してほしいと思います。