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病気治療後はもとには戻らないという覚悟も必要

Pixabay

私は子宮と卵巣の片方を摘出しましたし、その後網膜剥離になって網膜復位手術をしました。

摘出した子宮と卵巣はもちろん元に戻りませんし、ホルモンのバランスが崩れて長いこと体調不良が続きました。

それなりにできることはしていましたが、旅行は2泊3日位が限界で、それでも帰ってくると疲れて大変な思いをしていましたが、若いころから山登りや旅行が大好きでしたので、その範囲で行けるところはかなり歩きました。

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体力にあったことをして楽しむ生き方

そんなことから北海道も何度も行きましたし、大雪山系の黒岳までは登りましたし、礼文島も歩いてきました。

飛行機を利用すれば2泊3日でも国内でしたらほとんどのところに行けますが、ツアーは行程が忙しすぎるので利用したことがありません。

個人で行けば、体調が悪くなっても何とかなるという安心感があるのでどこにでも行くことが出来ました。

そして丈夫になったらヨーロッパに行きたいと思っていましたが、その前にメニエール病と突発性難聴になり、山登りが出来なくなり、行動範囲が狭まりました。

現在は網膜剥離の治療中なので、ヨーロッパ旅行のことは考えらええませんが、病気をして失ったものはもとに戻りませんが、気持ちは持ち様で病気をする前と変わっていません。

最初の子宮と卵巣を摘出しなければならなくなったときは、かなり長いこと精神的にもダメージを受けましたが、その後の病気は改善すれば仕方がないと思えるようになりました。

しかし網膜剥離になって視力の良い方の眼の見え方が変わった時はかなりダメージを受けました。

私にとって眼はとても大切な器官だったのです。

歩けなくなっても目だけは見えた方が良いと思いましたが、目が悪くなったのですからとりかえるわけには行きません。

私の場合は視力はある程度戻っていますが、むごい飛蚊症のために視界が遮られてしまい視野が狭く、とても見えにくくなっています。

視力と見え方というのはこんなにも違うものだと知ったのはこの時です。

しかし、どんなに嘆いても元の見え方に戻ることはないと知ったのは手術からある程度の時間が過ぎてからです。

病気をして失ったものがもとに戻るというう事ばかりではないし、もし戻らなくても残った機能を上手に使って生きていくほかはないと言う事が痛いほどわかりました。

そして失った分だけ心の中には知恵とやさしさを蓄えることが出来るものだと今は思っています。

病気になって私が得たものは限りなく大きいと思っています。

たぶんよその人には見えないかもしれませんが、自分で自分の中に育ったものがあると感じることが出来たとき、病気になったことを悩まなくなれました。

現在は夫が頚椎症性脊髄症のため、手術入院中です。

手術の日が来るまで、手足のしびれと痛みに苦しみ、悩み、イライラしました。

現在手術が終って、症状はかなり楽になったと言っていますが、リハビリ中ですのでもう少し入院加療が必要です。

退院してくるまでにどのくらい良くなっているかはわかりませんが、脊髄液の流れが悪くなったところを広げてチタンで元に戻らないように固定しました。

これも加齢のためですから、完全に元に戻るかどうかはわかりませんが、手術前よりは改善しそうです。

しかし何もなかった時のような元の体に戻ると言う事はないだろうと思っています。

いままではかなり無理の効いた体ですが、これからはいたわりながら生活しなければならないだろうと思っています・

失ったものはもとに戻りませんが、それによって得ることも大きいと思いますので、何かを得て退院してくることと思っています。


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