著作者:Media-Saturn-Holding GmbH
安倍総理の掲げる、女性の社会進出と活躍推進は、働きたい女性にとってはとてもうれしいことなのだろうと思っています。
しかし、そのための受け皿が出来るまでの期間に働きたい女性は、出産の時期を失してしまう可能性が多きいのではないかと危惧しているのは私だけでしょうか。
現在は、社会に出て活躍していて、子供を育てている方もいると思いますが、そのような女性の能力と頑張りは同じ仕事をする男性の方の数倍はあると感じています。
家庭を持った女性が、男性と同じような地位を得ることが出来るのは、男性と同じ能力では働けないことを考えると、現代において子供を持って働くことはその数倍もの能力と体力が必要だと思われます。
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女性が子供を産んでも能力の発揮できるような環境整備が必要
大学や大学院を卒業した時点で、24歳近くになっているので、仕事を覚えて結婚、出産となった時には卵子が老化すると言われる35歳を過ぎてしまうのが普通になってしまいます。
現在の日本において、そのような優秀な女性が子供を残さないという現実は、大きな損失になっていると思わざるを得ません。
そのような優秀な方に、仕事も頑張ってもらい、子供も産んでほしいと私は願っています。
専業主婦を望む方は子供か仕事かなどと悩む必要はありませんが、仕事も子供もほしいと願う方にとっては今の社会はかなり厳しいものがあるようです。
専業主婦でも、子供を育てるのはとても大変ですし、現在のように地域ぐるみと言う環境が乏しい社会では孤立化を免れませんし、仕事に生きがいを感じていた方が、両立が難しく仕事を辞めたときの孤立感も考えなければなりません。
私も結婚退社をして、専業主婦になり実家から遠い地で、毎晩遅く帰ってきて、朝早く出ていく夫に子育ての相談もできないような生活を送り、とても孤独な日々でした。
体調を崩して起きていられないようなときでも、一時も目を離すことのできない小さな子供を、誰にも見てもらえないという大変さは子育ての楽しさをしのぐような大変さでもありました。
そんな時に、親子べったりの子育てよりも、保育所に預けて働くという形の方が親にとっても子供にとっても良いのではないかと思ったものです。
それは長い人生の中の一時の期間ですから、そんな社会システムが普通に使えるようになれば、女性も働きやすくなりますし、子供も社会性が身に付くと思っています。
そのような子育てをすれば、時間のある時に子供に愛情をたっぷり注ぐことが出来るように思いますので、私は働きたい女性が安心して働けるようなシステム作りを性急にして欲しいと願っています。
そうでなければ、高齢にになってつらい不妊治療に悩むような社会はいつになってもなくならないと思っています。
子供か仕事か選ぶのではなく、それぞれのライフスタイルによって女性が生き方を選べる社会こそが、望ましいと思っています。
子供を望まないで、仕事に専念するのもその人の生き方ですし、子供が欲しくても産むことが出来ない人がいると言う事も認めることのできる社会であってほしいと願っています。