連日のように森友学園問題がメディアで取りあげられています。そのようなことから、真相を知りたいと思い、籠池泰典氏の国会証人喚問のほとんどすべてをテレビで見ていました。
その後の財務省幹部への参考人招致も大方見ましたが、謎が深まるばかりでした。唯一分かったことは、参考人として招致された役人たちは何も言いませんから置いておくとして、安倍総理、、籠池理事長、松井知事と大方の方は思想的に同じ方向を向いているということでした。
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日本会議という組織と改憲派の保守の組織の存在
右派組織である「日本会議」という組織が大きくなってきており、国会議員ももかなりその組織に属していることを知りました。
ゆわゆる右派であり、天皇を仰ぎ、教育勅語を大切に守ろうという、森友学園の教育に行きつくような考えを持っているのではないかと私は感じました。
国会で問題になっている100万円の寄付などの真相は見えてきませんが、問題の発端時に、総理が昭恵夫人から立派な教育をしていると聞いたと言ったことと、昭恵夫人が名誉校長に就任していたということは、その教育方針に賛同していることであり、そのような学校建設を望んでいるということだと思います。
順調に建設が進み、開校まじかになっていた小学校が、国会で問題にならなかったら、スムーズに開校にこぎつけていたのではないだろうかと思っています。
私自身についていえば、支持政党なし、改憲反対の立場ですので、この問題が大きく取り上げられるまではこれほど右派が大きな組織になっていて、改憲を推進しているということだけでなく、このような教育がこれから先に行われていくことになるのではないかという思いにかなり驚いでいます。
ニュースなどで教科書がかなり変わっていっているようなことは知っていましたが、昭恵夫人のメールからもその様なことが垣間見られ、日本はこの先どのような道に進んでいくのだろうかととても心配になっています。
戦後70年、戦争をしないで来た日本が、憲法9条を改正することには納得のいかない気持ちでいっぱいです。私は戦争は知りませんし、戦争中、言論の自由が奪われ、反体制の本を読んでいたということだけで憲兵に付け回わされたということは映画や本で知っただけですが、そのような時代にだけはなってほしくないという思いは強く持っています。
子供のうちから洗脳教育をするような国になることはとても恐ろしいことだと思っています。子供だけでなく若者を洗脳するのはとても簡単なように思いますので、大人たちがまともな教育の場を設けるようにしなければならないと思います。
今回の森友学園問題は、右派が右派を追い詰めているような問題で、このことが右傾化を少しでも食い止めてくれればと願っていますが、ニュースを読む限りでは強い方の右派の政府が、籠池理事長を追い詰めようとしている姿ばかりに目についてしまいます。
北朝鮮問題、その他海外で起きている様々な問題に対処するために9条改正が必要だとは思わない
北朝鮮がミサイルを立て続けに発射していることなどから、国民に9条を改正しなければならないという危機感を植え付けようとしているのではないかと思いますが、これは別問題だと思っています。
戦争反対の山崎豊子が書いた未完の小説「約束の海」を読みましたが、日本の自衛隊が日本の国を命がけで守ってくれています。自国を守ることは大切ですが、よその国を攻めるような戦争だけはしてはいけないと思っています。
日本も北朝鮮のミサイルを打ち落とせるような迎撃ミサイルだけは作らないといけないだろうとは思っています。