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『心配ぐせをなおせばすべてが思いどおりにになる』斉藤茂太著|前向きに生きる

2016年3月25日

斉藤茂太は有名な歌人斉藤茂吉の長男であり、1916年3月21日 - 2006年11月20日を生きた精神科医であり随筆家です。

この本の前書きに2003年10月23日と書いてあるので、亡くなる3年前に書いたようで死ぬまで現役を通したようです。

精神科の医師としてたくさんの患者と出会ったことにより感じただろう、よく生きるためのヒントがたくさん書いてありますが、精神病について書いてあるわけではなく、ふつうに生きている方が前向きに生きるためにはどのように考えた方が良いかというヒントがたくさんあり、現在の私たちの生きる上での参考になります。

ストレスの多い現在を生きている方にはかなり役立つのではないかと思いました。

また、心理学の本のような難しさはなく、すぐに実行できるようなヒントが多くを占めているので、通勤電車や、病院の待合室などで気楽に読めるのがうれしいです。

かなり個性的な父と母と躁うつ病で作家の北杜夫という家族の中で囲まれて育った、斉藤茂太さんはとっても穏やかな笑顔の素敵な方だと思いました。

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不要な心配症を直して明るく生きる方法とは

動物はもともと心配するようにできているから心配するのが当たり前で、心配症であることは幸せを得るためのエネルギーになるという。

松下幸之助は「心配こそ生きがいだ」と断言して、「社長というのは『問題だらけの会社だ。直さにゃいかん』と心配し、その心配と闘いながら、会社を立派にしていく。社長こそ、心配するのが仕事だ」と考えたそうだ。

会社というのは経営者が「立派な会社だ。申し分ない」と満足するようでは会社は伸びないのである。

またソフトバンクの孫正義氏は、体が弱かったことと在日韓国人であることから「日本の企業に入っても、将来はないだろう」と心配し、19歳の時に自分で会社を興す決断をしたと伝えられている。

これらは心配をしたからこそ勝ち取ることことができた例ですが、このように「良い心配性」と本人にも周囲にも何のメリットもない「悪い心配性」があると書いています。

「この本は心配性の性格を分析しながら、良い方向と変えていく考え方を書いています。

「心配しても仕方がないことで悩んでいまいか」、「変えられない過去のこと、分からない未来のことで悩んでいないか」、「やってしまったことを後悔して悩んでも仕方がないので、それを教訓に前向きに生きる」、「現状を認識し、自分が最大限にできることを考える」、「自分は決して他人にはなれないのだから、他人と自分を比べるのではなく、なりたい自分になれるように努力する方が良い」、なかなかできないことだが自分の目標に向かって歩むことができるようになれば幸せになれるなどなど、考え方を変えるだけで心の持ちようが変わるということが書いてあります。

読んでいて納得できることばかりですが、人間の心は複雑でなかなか思うようにはいかないことも多いと思いますが、そのような思考を繰り返しているうちに考え方が変わってくるのかもしれません。

人間は他人の眼を気にしてしまうものですが、そのような人のためのレッスンが書いてあるのでそれらを参考にして経験を積んでいけば、かなり生き方が楽になるような気がします。

マイナス思考ととことん付き合い、分析することによって、それほど心配する必要がないことが分かればものごとを多角的に考える能力が磨かれ、プラス思考にと持っていくことができるという。

ものごとは表裏一体とよく言われますが、短所は長所でもあるので、この本を参考にするだけで生き方が随分変わってくるように思えます。

何事も出来ないと決めつけるのではなく、できるかできないかはやってみなければ分からないとかは、絶対にできないと思っていたことでも私にもできたことがあるのでかなり納得ができます。

得手不得手というものは能力的にあるとことは否めませんが、自分が何ができて何ができないかなど分からないことも多かったというのが、私の人生の中でもたくさんありました。

そのように出来ることが見つかった時はうれしいものですし、世の中の移り変わりは激しいので、柔軟な気持ちをもって挑戦することも大切だと思っています。

そして何事も100%を目指すばかりでなく80%とかで満足しなければならないことがあるのも生きているうちに知ることになります。

自分の能力がこれだけだと思った時に、満足できなくても納得しなければならない場面もあり、能力の限界を承知することの大切さも感じることができるようになりました。

若い時には自分の生き方に納得ができず心配をすることが多いと思いますが、自分の好きなことを一生懸命にやっているうちに人と同じ生き方ではなく、自分自身の生き方がおのずから見つかるものだとも思えるように少しはなってきているのを感じます。

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