私が網膜剥離になり手術入院をしてその後再手術となり、それまで連れて行っていた病院に連れて行くことが出来なくなった昨年の5月以降に入居申し込みをしていたという特老の入居が決まったと、実家の義妹から連絡が入りました。
1週間前にショートステイ入居中の母を訪ねたときは決まっていなかったようですので、決まったばかりのようです。
その時の母はかなり弱っていて、施設の方の話だと夜中に起きて歩くらしく低体温症で入居してきて微熱がある状態が続いているがやっと良い方に向いたと言う事でした。
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私が病院にも連れて行けなくなり母の状態の悪化もあって入所申し込みをしていた施設入所が決まる
しかし、12月下旬に行った時に比べても状態がとても悪く、手足もむくんで生気のない顔つきでした。
いつもでしたら私が行くと、すぐに分かって笑顔が出るのですがその時は声をかけても変わらない状態でなので、私が「誰だかわかると聞く」と「わからないと首を振った直後に、私の名前を言い、顔つきが変わりました。
それを見ていた施設の方が、「顔つきが変わった」と言い安心したように離れていきました。
ここのショートステイに方は、いろいろな状況を一番把握してくださっているところで、義妹もかなりきついことを言われたようです。
私が行った時に、病院にも連れて行かず、内科から薬をもらってきているようなので、義妹に「病院に連れていかないなら預からないと私が言いました。」と私に言って大変な状態ですが預からないことはないと言ってくださった所です。
そんな経緯があるので私には大変な母を預かってもらえて嬉しい場所でもありました。
しかし、真冬の暖房も切れた家の中を彷徨って低体温症になっている母を見てきたので、寒くて広い家の中を夜中にさまよっている母が1日でも早く施設に入居できればと願って帰ってきたのですが、いざ決まってみると複雑な思いです。
たぶんそこが終の住処になるのだろうと思うと可愛そうですし、その上独居老人になると思うと複雑な思いです。
現状は、住み慣れた家で面倒を看ることは到底無理なことなので、入居したらなるべく早くに訪ねて、ショートステイともデイサービスとも違った環境に慣れることが出来ような手助けが出来ればと思っています。
年老いた母にとって、今度の転居はかなりのストレスになるのだろうと考えています。
とっても明るかった母だったのですが、今は寂しさから逃れられなくなっているので、そこが少しでも心安らぐ場でほしいと願うばかりです。
義妹からは、私が「母は私のことをわかっている」というと不思議がられましたので、家の人のこともどのくらいわかっているのかも思い及ばない状態です。
いままで訪ねていた、デイサービスの介護士さんは「〇〇さんはなんでも分かっているから」という方と、もう何もわからなくなっていると言う方がいて、私たちが行くと「誰だかわかった」と尋ねる介護士さんもいます。
認知症という実態がどのようなものか詳しくわからない私ですが、母は色々なことは忘れてしまいますが、かなり多くの感情が残っていますし、言う事の出来ないいろいろなことを抱えているようです。
かなり波はあるようですが、話しかけるとまともなこともたくさん言いますので、壊れていない部分がたくさんあると言う事は理解できます。
出来ることなら、暖かな声掛けでかなり改善はするのだろうと思いますが、寂しくて誰彼の手を握って離さなくなっている母には今の現状では、物理的に無理だろうと思います。
私も親だからと言って、四六時中手を握られて相手をしているわけにも行きませんので、時間が取れる限り行くのが精一杯です。
今は最後の住処に移ることになった母が、安らかに生活できることを願うばかりです。