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母の介護

老人性うつ病・認知症の高齢者の心を見つめる 2

2014年2月9日

私が網膜剥離で緊急入院・手術後、夫が手のしびれがひどくなり、整形外科に通っていたのですが「頚椎症性脊髄症」であることがわかり遠方の専門病院を受診したり、私も定期的な予約制の眼科受診があり、どちらも手術の時期を待っているという状態でしたので、母に会うことが出来たのは3か月後くらいでした

その後はデイサービスやショートステイを利用している母のところにに、月に2回くらい行くようにして、良くなったり悪化したりしているのを見てきました。

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老人性うつ病だろうが認知症だろうが、最後まで優しい声掛けは理解できると思う

最初に行ったときは「ここが良く分かったね。」と言って母はとても喜んでくれましたが、長いこと会っていなかったのは覚えているようで、帰りにまた来ると言っても信じてもらえませんでした。

「今度とお化けは出たことない」と言っていましたので、しばらく私が行かなかったことに何かしらの不安を抱いていたようでした。

そして何度か尋ねているうちに、「また来るからね。」というと納得ができるようになったのは信じてもらえたからのようです。

わが家に来たころは頻繁だったトイレの間隔は、次第にあくようになっていきましたが、誰彼かまわず手を握ると放さなくなっていきました。

入れ歯は外れてしまうようになり、メガネも緩んで外れるようになり、耳もかなり遠くなって、寂しさが前にもまして募るようで誰彼かまわずつかんだ手は放さなくなったので、介護施設の方は本当に大変になっていったようです。

人の手を握っているだけで少しは寂しさから逃れられたのかもしれませんが、一人につききりで介護をできるほど人手はありませんから本当に迷惑をかけてしまいました。

私が病院に連れて行っていたころはそのようなことはありませんでしたので、親身に話ができる人がまわりにいなくなったことはかなり寂しさを増幅させたようです。

このようになったのは、私が入院してしばらく行けなくなった時期と重なり、私が顔を見せなかったことが、母の症状を悪化させたようです。

デイサービスもショートステイも少しでも長い時間話し相手になってあげようと心掛けましたが、わが家に来ていたころと違って、耳が遠くなった事もあり意思疎通が難しくなってきていました。

大勢の人の前で、大きな声で話せないことが多いので、聞くことに専念しました。

そのようにかなり悪化していましたが、私のことがわからなかったことは一度もありませんし、聞くことに専念するとかなりいろいろな感情が残っていることに気づかされました。

そして、その時々で精神状態がかなり違っていて、穏やかになっている日も出てくるようになり、安心して帰ってきて次に行くととてもひどい状態になっているという繰り返しになりました。

そのころは介護士さんに「誰だかわかった?」と聞かれることも多くなりましたが、私たちのことがわからないと言う事はなく、「家に泊まっていくように」とか、「一緒に食事に行こう」などと言う事は多く言うようになり、「子どもが来てくれるのが一番うれしい」と言うのは常でした。

手をつかんで放さないというのは常でしたが、安心すると手を放して車いすで眠ってしまう事もありました。

ここ半年くらいで、誰の顔も分からなくなっていると思っている人がほとんどでしたが、私たちの顔が分からないと言う事はありませんでした。

特老入所が決まる1カ月くらい前から、手足がむくんだり、低体温になったり、微熱があったりの体調で、表情もとてもひどい状態になっていて、誰もが何も分かっていないと思うようになっているようです。

しかし、私が3日前に会いに行ったときは最初は誰かわからないと言っていましたが、すぐに分かって喜んで「〇〇(私)の家に行きたい」と言っていましたし、私の娘の名前もきちんと言って前のことなども話していました。

いままで寂しさから逃れようと頑張り続けていた母が、体力の衰えと心の衰えによって、すべてのことにあきらめの気持ちを持ち始めているのだと私には見えてしまいます。

そうであっても、温かな心で接してあげることが出来る人がいることにより、あきらめかけた心を少しでも呼び戻せることを知りました。


介護現場の方や、家族の方は忙しくてそこまでできないかと思いますので、私は会ってすぐ帰ってくるのではなく、昼食をスプーンで食べさせながらできるだけ一緒にいて、心を温めることが出来たらと思っています。

いつかは私のことも分からなくなるのではないかと思うと一抹の寂しさはありますが、できるだけのことをしようと思っています。

そして、これは実の娘だからできることで、お嫁さんには無理だろうとも思っています。

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