桐野夏生氏の作品は初めて読みました。 名前は知っていましたが、何故か読む機会がなく、女性初の日本ペンクラブの会長に選ばれたという、不純な気持ちで『日没』を購入しました。 『文学』に2016年、『世界』に2017年、2020年3月号に掲載された原稿を元に加筆・修正を加えたものと言うことです。 『日没』のあらすじと感想 「表現の不自由」の近未来を描くと書いてあるように、今でも怖いことを沢山見ている中で、本当にここに書かれているような時代が来たら、私たちはどのような生き方をすれば良いのだろうと感じてしまいました ...