先月95歳の母を見送り、娘が一人いる私には表題の関係はかなりショックなことでした。
私は母に反抗しながら育ってきましたし、良い娘とはかなり遠い存在で育ってきたことから、子供が親に反抗しながら親を乗り越えていくのが普通のことだと思っていましたので、反抗することができない子供がいると言う事の方が大変ではないか思いました。
子供のころは母が大好きで、親の言う事だから何でも聞くと言う事はなかったので、好きとか嫌いとか考えることもなく育ってきたように思います。
そして、そんなに反抗する私を母はどう思っているのだろうかと考えたこともありませんでした。
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子供は親を乗り越えて育つことが当たり前であるから、親は子供が育つことに手助けをすればよい
子供が産まれて、子供を思うように親を思うことはないと言う事を実感して、子供が私のことを思ってくれなくとも仕方がないと思えるようにもなりました。
これは動物の本能で、子供のことはいつまでも思い続けるが、育ててくれた親のことを子供と同じようには思ってはいない私自身と直面しました。
子供は親のことをそれほど思っていないと言う事が分かったからこそ、私は成長した子供には最低限のことしか言わないし、今後も面倒を見てもらおうとは考えていません。
いろいろなことがわからなくなっても私と妹のことは最後まで分かっていたのではないかと思うことができました。
そんな風に見送れたことが本当に良かったと思っています。
あさイチアンケートの、「母との関係はどうですか?」という質問では、不仲と答えた人が15%だったのに対し、「母が重たいと感じることがありますか?」との質問では、重たいと感じる人が58%にのぼったと言います。
鬼親と言う娘がいることも知り、考えさせられてしまいました。
良い親であると思っていない私は、長いこと姉妹のように仲良くしている母娘の関係が理解できないでいます。
どうして母娘がそんな関係を築くことができるのかがとっても不思議です。
私も娘も本を読むのが好きなので、読んだ本の話や購入した本の貸し借りなどはしています。母がそうだったように、私は娘には自分の家庭を大切に生きてほしいと思っています。
子供を育てるということは、親となった私の成長も助けてくれたと思いますが、鬼親と言われる子供を自分の物と考えている親は成長しなかったと考えてよいのでしょうか。
子供にどのように思われているか分からない私ですが、もし子供を授かったら、子供は社会に役立つために生まれてきたので、私物化しないでほしいと言い続けたいと思います。