2014年3月に発行され、全米図書賞を受賞した小説です。 柳美里の小説は2000年に発売された『命』以来ですので、『JR上野駅公園口』を読んで、柳美里という作家の成長を感じ、とても感動しました。 小説以外では『国家への道順』を読み、在日韓国人としていじめにあいながらも必死に生きている「柳美里」が国家について深く考えていることを知りました。 しかし、『JR上野駅公園口』は、それらの本と全く別の書き方をしていて、小説家としての大きな成長を感じました。 『JR上野駅公園口』のあらすじと感想 主人公は平成天皇と同 ...