著者の中山治氏は1947年生まれですから、戦後の混乱期から戦後の高度成長期の団塊の世代を生きてきた心理学者で、日本人の国民性、日本文化論に基づいた日本の社会変革についての研究を重ねていると言うことです。 『誇りを持って戦争から逃げろ!』は2006年に発売されたので、今から15年前になりますが、憲法改正論は衰えず、政治は腐敗を極め、コロナが世界を襲い、とても生きにくい時代になっています。 いつ何が起こるか分からないような現在を生きている私たちに、憲法改正や米中の問題などがあり、安穏と生きていけない現状は、こ ...