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本・読書感想・映画

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2019/2/23

『枝野幸男、魂の3時間大演説』―安倍政権が不信任に足る7つの理由

2018年の通常国会は働かせ放題の「高度プロフェッショナルを含む働き方改革」、「カジノ法案」、定員増の「参議院議員制度」などの法案を通すために会期を7月22日まで延長をしていました。 いずれの法案も国民からの支持率の少ない法案でしたが、安倍総理はどうしても通したかったようです。秋の自民党総裁選を控えた中で3選を目指す安倍総理は200人以上の被害者を出す平成30年7月豪雨のさなか、災害対策の遅れが指摘された中での審議でした。 「カジノ法案の採決を控え実質的な最終日の2018年7月20日に災害のこともありため ...

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2019/2/23

『枝野立つ! 立憲民主党のさらなる闘い』 大下英二著ー安倍政権打倒が出来るか

1933年週刊文春から独立し作家に転身し、政界、財界、芸能界などの多数のルポルタージュや小説を執筆する作家、大下英二が立憲民主党を立ち上げた枝野幸男代表の少年時代から政治に寄せた思い、1993年日本新党から立候補して当選、総選挙後、非自民・非共産連立の細川内閣が誕生して、与党としての出発した当時からの枝野の取材を交えながら政治家として真価を書いたものがこの本です。 その時代は政権交代が続き、今から見れば政治の激動の時代でしたが、長期政権となった安倍政権のの時代に比べてとても良い時代だったと思い起してながら ...

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2019/2/23

『主権なき平和国家』伊勢崎賢治×布施祐仁著ー地位協定の国際批判から見る日本の姿

米国による主権の継続と主権剥奪の現実を元PKO幹部で東京外大教授伊勢崎賢治氏とジャーナリスト布施祐仁氏による共著により詳しく書いた本です。 米軍基地の近くに住んでいない人たちにとっては人ごとのような日米地位協定によって、戦後から現在までアメリカの「占領状態」が続いているのです。 この現状を変えないで憲法改正などありえないというのが、著者たちの一致するところです。しかし二人の考えは一致しているわけではなく、護憲派、改憲派という立場からの意見を書いています。 布施祐仁氏が、伊勢崎賢治氏に長時間にわたりインタビ ...

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2019/2/23

『憎むのでもなく、許すのでもなく ユダヤ人一斉検挙の夜』ボリス・シリュルニク著 林昌宏訳

ナチスドイツの占領下にあったフランスが、ユダヤ人社会を規制するための法律「反ユダヤ法」を1940年に可決しました。それによりユダヤ人の就労は禁止され、次々と逮捕されていきました。 1942年7月18日に母が逮捕されるのを知って著者を孤児院に預けました。そこに1年あまりいた後、マルゴの家に引き取られてユダヤ人一斉検挙で1944年1月10日の夜逮捕されました。 フランスボルドーに生まれた6歳の著者に自分がユダヤ人であること、ユダヤ人がなぜ逮捕されるのか、父や母、親戚まで何故消えてしまったのかも分からなかったよ ...

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2019/2/23

『憲法の涙』井上達夫著―リベラルのことは嫌いでもリベラリズムは嫌いにならないでください2

『リベラルのことは嫌いでもリベラリズムは嫌いにならないでください2』として、毎日新聞出版志摩和生氏のインタビューアーにこたえる形で書かれているのが『憲法の涙』です。 前著を読めば、井上達夫氏は、自衛隊の存在、個別的自衛権や集団的自衛権は九条違反であるとする立場を貫き、憲法から9条削除論を唱え、憲法改正が必要だという立場をとっています。 しかし、安倍政権がやろうとしている憲法改正は、対米従属を深めることで、政治的ご都合主義であり、政治的欺瞞だといいます。 改憲派も護憲派も嘘ばかり 護憲派には、九条のもとで自 ...

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2019/2/23

『リベラルのことは嫌いでもリベラリズムは嫌いにならないでください』井上達夫の法哲学入門

政治が混とんとしていて、憲法改正が政権内で論議されているのをニュースで見ながら、自民党のあまりにもひどい憲法改正論に、現在の社会にそぐわなくなった憲法とは何かと考えるようになった時に出会った本です。 九条に照らして自衛隊は違憲であるが、九条を憲法に書いても書かなくても変わりがないという安倍総理の改憲論は、国会で聞いていても矛盾が多く、このような憲法改正が本当に通っててしまった時、日本はどうなるのだろうという不安をいつも抱いていました。 そのような時に購入したのが、井上達夫著の『リベラルのことは嫌いでもリベ ...

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2019/2/23

『長い時間をかけた人間の経験』林京子著ー長崎被爆で被爆した魂の遍歴

1945年8月9日長崎で被爆した著者と同じ体験をした友人などのその後の心や体の異常を交えながら書いています。 長崎県立長崎高等女学校3年で、三菱兵器工場に学徒動員中に被爆しましたが、その当時は女学生はほとんどが学徒動員で兵器などをつくらされていたようです。 原爆体験をモチーフにした作品が多く、様々な賞を受賞しましたが、『長い時間をかけた人間の経験』は野間文学賞を受賞しています。 原爆を特化する姿勢があるとして、中上健次に「原爆ファシスト」と呼ばれたことがあるようですが、日本が犯した戦争時の事柄とは別に、唯 ...

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2019/2/23

「スーパー名医」が医療を壊す:村田幸生著ー内科医が書いた医療の現場

神鋼病院内科部長であられた、村田幸生先生が内科の医師としての立場から、「白い巨塔」などのテレビドラマの医師の姿を念頭に現場の医師としての立場から問題意識を提起する形で書き進められています。 「スーパー名医」が医療を壊すの初版が2009年に出版されたので、今から10年以上前に書かれたものと思われます。 現在も医療現場の問題点が時々明るみに出てニュースとして放映されていますが、10年前くらいから医師が医療ミスで訴えられることが多くなったように思います。 それまでは医療裁判などほとんどなく、カルテ開示も難しかっ ...

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2019/2/23

『武器輸出と日本企業』望月衣塑子著―太平洋戦争の轍を二度と踏まないでほしい

東京新聞社社会部記者の望月衣塑子さんが2014年4月第2次安倍内閣の下で事実状解禁になった武器輸出の動きを丁寧な取材のもとに書いたのがこの本です。 2016年7月10日に初版発行されていたようですが、私はモリカケ問題で、臆することなく菅官房長官に質問をしていた望月さんがひときわ目立ったことから多くの人に知られるようになったころ(2017年)、『武器輸出と日本企業』という本を書いていたことを知りました。 一定の条件の下で武器輸出が可能となる「防衛装備移転三原則」が閣議決定されたことを受けて日本は武器輸出国と ...

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2019/2/23

『国体論―菊と星条旗』 白井聡著ー「日本のアメリカ」は何をもたらすのか

失われた20年または30年という言葉はよく聞きます。 安倍総理が事あるごとに、アベノミクス 効果を吹聴していますが、日本はその言葉と裏腹に貧富の差が激しくなり、差別主義(レイシスト)がネット上にあふれるようになっています。 現在の破綻している民主主義を憂いる人はたくさんいますが、もはや肥大化した右傾化した人の感情的表出には太刀打ちできなくなっていることへのもどかしさを感じている方が多くなっています。 そのような時期(2016年8月8日)に天皇陛下の「お言葉」がテレビを通して発せられました。著者はその言葉に ...

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2019/2/23

『万引き家族』是枝監督ーカンヌ最高賞受賞の映画感想

第71回カンヌ国際映画祭で 最高賞のパルムドール受賞の『万引き家族』を見てきました。 是枝監督は、ブログに〈映画がかつて、「国益」や「国策」と一体化し、大きな不幸を招いた過去の反省に立つならば、大げさなようですがこのような「平時」においても公権力(それが保守でもリベラルでも)とは潔く距離を保つというのが正しい振る舞いなのではないかと考えています〉とも綴り、映画が公権力から一定の距離を置くことの重要性を確認したうえで、政府などからの顕彰の類は固辞していると明かした。 http://lite-ra.com/2 ...

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2019/2/23

『日本会議の研究』菅野完著ー日本会議と政治家たち

森友問題が国会で連日騒がれていた2017年春、日本会議との関連性を疑問に思いネットでいろいろと調べていた時、販売差し止めになっていた『日本会議の研究』が再発売されることを知り購入しましたが、いろいろな事情で読むことが出きず、やっと読了しました 森友問題が国会でとり上げられたころ、教育勅語を暗唱する塚本幼稚園の園児の異様な報道に驚き、その有様を1年以上国会やネット、新聞で追いかけてきました。それは日本会議というものを知らないことには理解できない問題でした。 私が今までに感じたことのない強引な国会運営、安倍総 ...

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2019/2/23

『日の名残り』カズオ・イシグロ著 土屋政雄訳|ノーベル賞受賞作家

著者のカズオ・イシグロは、長崎県出身ですが、父の仕事イギリスに幼少期に渡り、イギリスで成長し現在はイギリス国籍を持った作家であり、『日の名残り』は英語圏最高の文学賞とされるブッカー賞を35歳の若さで受賞し、2017年にノーベル文学賞を受賞しました。 日本語は両親が話していたのでわかるということですが、英語での生活だったために話すことはあまりできないということです。イギリス国籍を持っていることについては日本では2重国籍が許されないので、イギリス国籍を持っていると言うことです。 私は翻訳でイシグロ作品を初めて ...

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2019/2/23

『恩讐と迷走の日本政治 』青山 和弘著|現在の政治状況を冷静に見つめる

日本テレビの政治部官邸クラブ、政治部与党クラブ、キャスター室兼政治部などで、記者、キャスターとして活躍。政治部野党クラブキャップ、政治部自民党クラブキャップ。政治部国会官邸キャップなどを経て現在は報道局解説委員兼政治部副部長が、森友問題、加計問題から、安倍政権が追い詰められ、解散総選挙、野党の分裂、その後の国会の紛糾など現在の政治の激動を冷静な記者の目から見たままに書いています。 2017年春から、2018年の春を迎えても混迷が続いている現状を、与党にも野党にも信頼された政治記者ならではの目線で書いていま ...

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2019/2/23

『不死身の特攻兵』鴻上尚史著|特攻隊という衝撃の実像

太平洋戦争の最後の手段として、特攻兵となって志願して国のために死んでいった若者を美化する書籍が多く出ています。 私は読んでみたいと思いながらもなぜか今まで読んだことがないのは、美化されて死んでいった若者の心をお国のために喜んで死んでいったという見出しに違和感を覚えたことによります。 そのような本ばかりではなかったのでしょうが、この度、9回の出撃をして生きて帰って来たという特攻兵がいたことが分かり、その方からの聞き取りで書いたという本に出会うことが出来て、早速購入しました。 2015年に佐々木友次さんが生存 ...

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2019/2/23

『九十歳何がめでたい』佐藤愛子著|あらすじと感想

「おしまいの言葉」を読むと2016年初夏となっていて、この秋に93歳になるということなので、1年前の4月から「女性セブンに連載をしたエッセイをまとめたのが『九十歳何がめでたい』ということです。 前向きにこれまで生きてきた作者が、90歳を過ぎてなおユーモアたっぷりに生きている日常を笑いを誘うような文章で書いていますが、90歳を真剣に生きてきたからこそ書ける珠玉のエッセイ集だと感じました。 スポンサーリンク ある程度の年齢になったら自分勝手に生きたいと思っていた私には納得の生き方 佐藤愛子さんのようにおおらか ...

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2019/2/23

『八日目の蝉』角田光代著|連れ去られた赤ちゃんが成長して見た風景

角田光代氏の作品を読むのは初めてのような気がします。初めての本だと思いながら読んでいくと初めてではない本を読み返していることが多々あります。 この本も読み始めてなぜかいつか読んだような錯覚になっているので、どこかで解説を読んだか、作品を読んだのか思い出せませんが、初めて読んだとは思えないまま読み進みました。 知らないままに奥さんのいる人と恋愛関係になり、妊娠した希和子は相手に請われるままに中絶をするが、本当はその子を産まなかったことが悔やまれたのだろう。 不倫相手の赤ちゃんを見るだけのつもりで入ったその家 ...

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2019/2/23

『国家への道順』柳 美里|差別の本質を考える

『国家への道順』は、2010年1月から7年間の連載「国家について書いたものをまとめたものです。 私が「柳 美里」の本を読んだのは発売されたばかりの『命』だけなので、17年くらい過ぎていますが、在日韓国人として成人して子供を産むまでのことがリアルに描いてありました。 在日韓国人としていじめにあいながらも必死に生きている「柳美里」という自分には出来そうもない一人の女性の生き方に、深く思いをはせながら読みました。 それから18年の歳月の中で「柳美里」はその感受性は変わらないものの、かなり成熟を国家という難しい問 ...

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