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本・読書感想・映画

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2019/2/23

『コインロッカー・ベイビーズ』 村上 龍著|あらすじ

村上 龍の『コインロッカー・ベイビーズ』を読みました。「限りなく透明に近いブルー」が、芥川賞を受賞して、美しい題名に惹かれて購入、期待して読みましたが、麻薬と暴力と乱交の世界にはなじむことができずに読了しましたが、感動はありませんでした。 そのようなことから、1980年に発売になった小説は、1970年代にニュースになったコインロッカーに捨てられた嬰児にヒントを得たのかもしれない『コインロッカー・ベイビーズ』の人気を知りながらも、その後村上龍の小説は読みたいと思わないまま来てしまいました。 その時以来何度か ...

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2019/2/23

『海辺のカフカ』村上春樹著|入口の石とは?

数冊の村上春樹の小説、エッセイを読んだ後に『海辺のカフカ』を読みました。そしてこの作品が今までに読んだ中で私が一番好きな小説になりましたが、なぞ解きをを強いられることにもなりました。 まだ読んでいない作品も多いのですが「フランツ・カフカ」賞が贈られたということで、ノーベル賞の候補になっているのもうなずけるような作品でした。 15歳の少年が成長していく過程を多角的にとらえた物語で、私はかなり昔に通ってきましたが、折に触れて子供が成長する危うさを考えさせられているので、少年の気持ちを興味深く読みました。 聖書 ...

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2019/2/23

『暖簾』山崎豊子著|小倉 屋 山本の「のれん」をまもる努力を書いた処女作

山崎豊子の生家をモデルに書いた処女作で、父の山崎菊蔵と実兄の三代目山本利助氏の大阪商人としての生きざまが色濃く反映されているようです。 『大地の子』、『沈まぬ太陽』などを先に読んでいたのですが、『花のれん』を読んだことにより『暖簾』もぜひ読んでみたいと思いました。 山崎豊子の生家が現在も続いている「小倉屋山本」であることは知っていましたが、機会がなく読んだことがないことから興味を持って読み始めました。 大阪商人の生き方とは遠いところでのんびりと育ってきてしまった私は、大阪商人が商才と根性をあらためて知った ...

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2019/2/23

『花のれん』山崎豊子著|吉本興業の創始者吉本セイがモデルと言われる

『花のれん』は山崎豊子の直木賞受賞作で、吉本興業の創業者の吉本セイがモデルと言われています。 実家は老舗昆布屋の小倉屋山本で、現在も営業を続けていますが、そのような大阪の商家で生まれ育った山崎豊子が、生家の昆布屋をモデルに書いた『暖簾』により作家活動に入ったようです。 毎日新聞の記者でしたが、『花のれん』が直木賞を受賞したのを機に作家生活に入り社会派作家として、大きなテーマに取り組んだ作品はたくさんの方に読まれ、映画化やテレビ化され人々に感動を与えました。 参考にした資料を脚色せずに作品に書いたために、何 ...

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2019/2/23

『約束の海』 山崎豊子著|晩年の未完の小説

大阪の商家の生まれ(老舗昆布屋の小倉屋山本)である山崎豊子さんは「花のれん」で吉本興業の創業者、吉本せいをモデルに大阪人の知恵を描き、直木賞を受賞しました。 綿密な取材により書かれた小説が多く、中国残留孤児を描いた「大地の子」はテレビドラマ化されて何度も放映されましたが、見るたびに涙を流しました。 お盆の時期になると思い出さざるを得ない、日本航空社内の腐敗や日本航空123便墜落事故を扱った、「沈まぬ太陽」を読み政治と金の問題に憤りを覚えました。 毎日新聞社記者であった山崎豊子ならではの綿密な取材で社会問題 ...

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2019/2/23

『春琴抄』谷崎潤一郎著 |マゾヒズムな愛を描く

昭和8年に「中央公論」には発表されたようですが明治時代を背景にした春琴と春琴の身の回りの世話をしていた佐助の物語です。 谷崎潤一郎の小説の数編は若いころに読んだことがあり、春琴抄を読んだ記憶もありますが、目を針で刺して盲目になる場面ははっきりと覚えているものの詳細はおぼろになっていました。 この小説を読んで、長編「細雪」や「痴人の愛」など時がたった現在の心境で読んでみたいと思っています。小説は年齢やその時の心の状態などによって読後感が変わるので気にかかっている小説は何度も読んでみたいものです。 谷崎潤一郎 ...

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2019/2/23

『真珠夫人』菊池寛著|柳原白蓮がモデルと言われる

菊池寛の「真珠夫人」は柳原白蓮がモデルになているということから是非読んでみたいと思って読み始めました。 柳原白蓮こと燁子は親子ほども年齢差のある九州の炭鉱王・伊藤伝右衛門のところに嫁ぎ、幸せとは言えないまでも社交界ににデビューして別府の別荘で社交にふけっていたころ、菊池寛も尋ねたようです。 燁子がモデルと言っても、真珠夫人は私が読んだ林真理子の「白蓮れんれん」の燁子とはかなり違っていますから、美しい燁子を見て稿を練って書かれたものなのでしょう。 実業家と収入のない華族という時代背景は当時の実情だったようで ...

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2019/2/23

『白蓮れんれん』林真理子著|「心の花」の歌人柳原白蓮

私が柳原白蓮を知ったのは短歌を始めた数十年前で、その恋の歌の数々から白蓮事件を知ることになりました。 短歌を作り始めたばかりの私は、現代短歌の解説書のようなものを貪るように読み始めました。 そのような本の中には決まって「心の花の同人」であった柳原白蓮の歌が載っていました。 そのようなことから、今回読んだ「白蓮れんれん」のあらすじは大方知っていました。 その後の、NHKの朝の連ドラ「花子とアン」でも東洋英和女学校時代に、「赤毛のアン」の翻訳者で知られる村岡花子との友情が描かれているのを見て、さらに知識を深め ...

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2019/2/23

白内障適齢期 赤星隆幸 聞き書き片寄斗史子|白内障手術が決まって読んだ本

私は網膜剥離の手術をして3年が過ぎ、網膜の状態にリスクがある上、飛蚊症がむごいことから、健康な目の人に比べて白内障の手術にも少し違った心配があります。 網膜剥離の手術をした後はカメラで言えばフイルムの場所が歪んでいるのですから、ものが歪んで見えたり、文字が小さく見えたりと白内障以外の症状もあったために、視力もその時によって安定しませんでした。 現在も日によって見え方が違いますが、かなり慣れたので手術したばかりのころよりは精神的に楽になっています。 ずっと網膜剥離の経過を見ていただいている先生は、白内障がど ...

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2019/10/6

『大聖堂』レイモンド・カーヴァ|著 村上春樹訳-最高の短篇集

レイモンド・カーヴァーの作品を読むにあたって、レイモンド・カーヴァーのことを書いてあるいくつかの文章を読みました。 そのあとに読んだ短編集は『愛について語るときに我々の語ること』で、『大聖堂』が2冊目の短編集です。 50歳で肺がんにより亡くなっていますので、本格的に小説を書いたのはそれほど長い期間ではなかったようですが、それらの作品の多くは自らの体験によって紡ぎだされた生きることの切なさ、悲しさ、温かさをさりげなく伝えています。 『愛について語るときに我々の語ること』の短編集では、最後に読み手がポンと投げ ...

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2019/10/6

『愛について語るときに我々の語ること』レイモンド・カーヴァー著 村上春樹訳

私はレイモンド・カーヴァーを知ったのも最近のことで、『愛について語るときに我々の語ること』が最初に読んだ本です。 村上春樹の『走ることについて語るときに僕の語ること』のあとがきに、レイモンド・カーヴァーの『愛について語るときに我々の語ること』のタイトルの原型として使わせてもらったということが書いてありました。 その時、『走ることについて語るときに僕の語ること』は私が今まで読んだエッセイのタイトルとはかなり違っているとの思いでだったことの謎が解けたように思いました。 しかし、その時はまだすぐにレイモンド・カ ...

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2019/2/23

『幸せになる勇気』岸見一郎 古賀史健|アドラー心理学実践

『幸せになる勇気』は『嫌われる勇気』の続編であり、アドラー心理学のより実践的な内容を書いています。 私は『嫌われる勇気』も発売当時に読んでいますが、『嫌われる勇気』よりも実践的である『幸せになる勇気』の方を難しいと感じました。 文章は読みやすく難しいところはないのですが、現在の私がいざ実践しようと思った時にとてもできないのではないかということです。 『幸せになる勇気』はアドラー心理学を少しわかった段階、『嫌われる勇気』を読んでからの方が理解しやすいのではないかと思いました。 スポンサーリンク 『嫌われる勇 ...

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2019/2/23

『明暗』夏目漱石 著|人間のエゴイズムを書いた未完の小説

数冊の夏目漱石の作品を読んできたが、『明暗』は病没のため最後の小説となってしまった未完の作品です 今までに読んだ数冊の小説も近代文学を代表する作品であり、私の好きな作品でしたが『明暗』はそれまでの作品とは違った印象をもって読み始まました。 夫婦のありようを男性の眼と女性の眼から書かれており、それぞれにお互い対する不満やぎこちなさをお互いの目から述べて、その駆け引きは今に通じるものがあり心持ちの古さが感じられないと思いながら読みました。 名作と言われる作品は人間の奥深い心を探っているため、時代を超えても私た ...

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2019/8/7

『それから』夏目漱石著|時間の経過とともに変化する心を描いた名作

数十年前の若いころに夏目漱石の小説を数冊読んでいて、かなり間を置いた近頃に『こころ』『門』『それから』と後から書いたものから読み始めています。 若かった時にはほとんどあらすじを読んでいたため、現在の読後感とは違っていたように思います。 しかし、今回読み始めた夏目漱石の小説にはかなり感動して次から次にと読みたくなってしまう不思議な魅力を感じています。 『三四郎』『それから』『門』を前期三部作と言われているようですが、私は『門』を先に読みその後に『それから」を読むことになりました。 前期三部作の最後から読み、 ...

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2019/2/23

『門』夏目漱石著|親友を裏切りその妻との結婚生活を描く

数十年ぶりに夏目漱石の小説を読み始めたが「門」は「こころ」に次ぐ2作目で、読んだ記憶がないので初めて読んだことになるようです。 村上春樹が「ねじまき鳥クロニクル」を書くときに「漱石の門」が頭の中にあったと書いてあるのを読み、読んでみたいと思ったことがきっかけになっています。 本を読むということは一冊の本からその本に繋がる本を読んでみたいという思いに駆られて次々と読む本が決まってくるので、自然に読みたい本が出て読み続けていくというのが私の読み方になっています。 漱石の小説を再度読み始めて感じたことは、私が思 ...

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2019/2/23

『こころ』夏目漱石著|恋の三角関係と孤独

『こころ』は夏目漱石の小説の中でもかなり有名な小説で、教科書にも出てくることからほとんどの人が何らかの形で知っていると思われます。 今年(2016年は)は漱石の没後100年にあたることから漱石についての記事が目立つようになっていますが、『こころ』は1914年朝日新聞に連載された小説で、死の2年前に書かれたものです。 私はかなり前に読み、ほとんど忘れかけていた内容で、読み進むにつれて思い出すという感じで読んだのですが、以前に読んだ読後感とはなんとなく違った感じで読み進むことができました。 かなり読まれている ...

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2019/2/23

『心配ぐせをなおせばすべてが思いどおりにになる』斉藤茂太著|前向きに生きる

斉藤茂太は有名な歌人斉藤茂吉の長男であり、1916年3月21日 - 2006年11月20日を生きた精神科医であり随筆家です。 この本の前書きに2003年10月23日と書いてあるので、亡くなる3年前に書いたようで死ぬまで現役を通したようです。 精神科の医師としてたくさんの患者と出会ったことにより感じただろう、よく生きるためのヒントがたくさん書いてありますが、精神病について書いてあるわけではなく、ふつうに生きている方が前向きに生きるためにはどのように考えた方が良いかというヒントがたくさんあり、現在の私たちの生 ...

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2019/8/8

『子の無い人生』酒井順子著|親が死んだときのために子供は存在する

『子の無い人生』は『負け犬の遠吠え』で、独身女性を論じた著者が「未産女性」について書いています。 私は作者の親の世代より少し下で、一人娘が作者より数歳下で結婚はしているが子供がいないという「未産女性」なので、娘の側に沿った読み方をしました。 作者が母親から「結婚はしなくても子供は産んでおいた方が良い」と言われたと書いていますが、私もそう思った時もあります。 結婚して数年過ぎても子供が生まれなかった時には、産んだ方が良いというようなことを言いましたが、嫌がられたので後はなにも言いませんでしたが、仕事が忙しい ...

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