『こころ』は夏目漱石の小説の中でもかなり有名な小説で、教科書にも出てくることからほとんどの人が何らかの形で知っていると思われます。 今年(2016年は)は漱石の没後100年にあたることから漱石についての記事が目立つようになっていますが、『こころ』は1914年朝日新聞に連載された小説で、死の2年前に書かれたものです。 私はかなり前に読み、ほとんど忘れかけていた内容で、読み進むにつれて思い出すという感じで読んだのですが、以前に読んだ読後感とはなんとなく違った感じで読み進むことができました。 かなり読まれている ...