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本・読書感想・映画

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2019/2/23

『走ることについて語るときに僕の語ること』村上春樹著|走ることと書くこと

村上春樹が小説家になって間もなく世界中の路上で走り始め、その数年後からフル・マラソンに毎年のように参加するようになったことを日々思いを交えて書いています。 40代後半からレースのタイムが伸びなくなったのをきっかけに、トライアスロンもするようになり、冬はマラソン、夏にはトライアスロンに挑戦するという生き方の中から、それを力に変えて小説を着実に書き上げているといいます。 村上春樹にとって走ることと小説を書くことは並行して行うことであり、それが生き方を深めることになり、哲学になっているようです。 スポンサーリン ...

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2019/2/23

『死をどう生きたか-私の心に残る人びと』|死から見た生き方を書いている

著者の日野原重明先生は1911年生まれで現在104歳になりますが、中公新書の「初めに」に1983年2月と書いてありますので、今から33年前、筆者が70歳前後に書いたもののようです。 書いたのは30数年前ですが、著者が内科医として45年間に主治医として世話をして、亡くなった方は600人をこえるという事ですが、その中から死を通して人間の生き方を教えられ、命の尊厳を印象付けられた18人の方と、作者の父母、著者に医師の道を教えてくれたというW・オスラー博士、聖路加国際病院の創立者、R・B・トイスラー院長のそれぞれ ...

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2020/3/16

『村上春樹、河合隼雄に会いに行く』 河合隼雄 村上春樹対談|人間を掘り下げて語る

この対談は1995年11月に行われたものでオウム事件阪神大震災があった年ですの、それらのことにも言及されています。 今から20年も前に行われた対談で、その12年後に河合隼雄がなくなっていますが、現在読んでも少しも古さが感じられないのは人間を深く掘り下げて、語っているからだろうと思います。 私はかなり前からの河合隼雄のファンでこの対談が行われた前の著書を何冊も読んでいましたが、なぜか村上春樹の本はあまり読んでいなかったので、この対談集を読んで村上春樹の本を読んでみようと思いました。 スポンサーリンク 『村上 ...

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2019/2/23

『老人に冷たい国・日本』 河合勝義著|貧困と孤立の増加を危惧

30年以上も前から「高齢者の社会的孤立」に取り組み、NHK のNHKの特別番組「無縁社会」、「老人漂流社会」に協力、出演したこともある、高齢者問題の代表的研究者の著書です。 NHKの特別番組「無縁社会」「老人漂流社会」など私たちがいつ襲われるかもしれない現状に目をつぶりたい思いで見た記憶があります。 著者も書いているように、介護保険制度の導入によって高齢者福祉の行政サービスの大部分が民間業者にゆだねられた結果、行政による高齢者の問題の把握力の低下をもたらす結果になったといいます。 その結果比較的生活安定し ...

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2020/3/16

電子書籍の honto はサービスが充実、品揃えも豊富で読みやすい

電子書籍を読むようになって3年になりますが、私の miniipad とipodには無料の青空文庫とhonto から購入した電子書籍が一番多く入っています。 いろいろな書店のアプリが入っていて、数冊ずつは入っているのですが、honto の本が一番の多いのは、一度購入してアプリを入れておけば、いろいろな割引の特典があり、数%割引やポイントが多くつくことがあるのでかなり安価に購入できることによります。 タブレットやモバイルで手軽に読める電子書籍はいつ、どこでも好きな本が読めるので一度使ったら手放せません。 私は ...

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2019/3/2

部屋を見れば未来がわかる 舛田光洋著|本当に未来がわかる?

部屋にはそこに住む人の数だけ部屋があり、同じ部屋は一つもないと書いていますが、その通りだと思います。 きれいな部屋には幸運が引き寄せられ、物があふれて汚い部屋は一歩間違えば転落ぎりぎりの領域だと言います。 そして、それらの領域を五つ星ホテルのようにピカピカに磨かれた「天使空間」、「成功空間」、「安心空間」、「転落ギリギリ空間」、「危険空間MAX」の5段階に分けて人生の成功度を書いています。 5段階の分け方も5つの視点から見てどれに当てはまるのかを決めていくのですが、ふつうの家庭のでは「成功空間」、「安心空 ...

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2019/2/23

『掏摸』 中村文則著ー神話に見られる絶対的な存在、運命の下で働く個人

中村文則著『掏摸』は第4回大江健三郎賞受賞作であり、作者の代表作といっても良いと思います。 芥川賞受賞作家でもあり、『教団X』を先日読んでほかの作品も読んでみたいと思って選んだのが『掏摸』になります。 『教団X』の世界観にひかれて読むことにしましたが、一気に読み進むことができたのが、『掏摸』でした。 中村文則氏の作品が暗いというのが一般の読後感のようですが、この本もその範疇に入る作品であり、人間の持つ内面を描いていて、ドストエフスキーの罪と罰を思い出しながら読みました。 ドストエフスキーのような実在主義の ...

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2019/2/23

『生きがいについて』神谷美恵子著|生きがいを失いかけている時に読む本

『生きがいについて』を読もうと思ったのは、『認知症になった私が伝えたいこと』を読んだことがきっかけでした。 51歳の時に若年性認知症と診断された佐藤雅彦さんが、絶望の中で『生きがいについて』を読み、何もできなくとも生きているだけでいいのだと書いたいたことから読んでみたいと思いました。 生きがいについてとか、生き方のような本は若いころにたくさん読んで食傷気味になっていましたが、読み始めてみて今まで読んだハウツーものとは一線を画するもので、どのように生きがい探しをすかという本ではなく、古今東西の偉人、詩人、文 ...

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2019/3/2

『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』 山田詠美著-死者とともに住む家

『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』は2013年2月15日、第1刷発行となっているので、数年前に書かれたものです。 『蝶々の纏足・風葬の教室 (新潮文庫)』が1997年の文庫本、『ぼくは勉強ができない (新潮文庫)』 は1996年の文庫本で最近読んでいるので、『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』は10数年後に書かれていることになります。 『風葬の教室』と『僕は勉強ができない』に雰囲気的には似た感じがあるのですが、「死」をテーマーにしているのは死と向き合いながら生きている年齢になった私に ...

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2019/2/23

『おとなの教養 私たちはどこから来てどこへ行くのか?』 池上彰著ー過去に学ぶことが必要

池上彰さんは、おとなの教養 私たちはどこから来てどこへ行くのか?と題して、現代の教養とはすぐには役に立たなくても、社会に出て、やがて有効に働くようになることであり、「自分自身を知る」ことこそが現代の教養だとして、「現代の自由七科」としてまとめています。

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2019/10/10

『認知症になった私が伝えたいこと』 佐藤雅彦著ー認知症患者が書いた真実

認知症になった私が伝えたいことは認知症患者本人が書いたものなので 認知症という病気についてかなり間違えられた情報が流れていると思った私は真の病状を知りたいと思って読みました。 初めて認知症という病気の現実を知ったのは40年も前に読んだ有吉佐和子著の恍惚の人 (新潮文庫)だったような気がします。 その後、新聞や様々なメディアで取り上げられたり、周囲の話を聞く機会が多くありましたが、実感として向き合うことになったのは母が、老人性うつ病になり認知症を併発したことによります。 スポンサーリンク 認知症になった私が ...

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2020/3/12

『深い河』 遠藤周作著-人間の生と死のはざまの混沌を描く

沈黙 (新潮文庫) とともに遠藤周作の代表作とも言えます。 遠藤周作の本を数多く読んでいるとは言えませんが、「沈黙」はかなり前に読んで感動した作品です。 キリスト教信者の家庭に生まれて、物心つく前にキリスト教徒であった遠藤周作が、宗教を深く見つめることになったのは必然なことだと思われます。 「沈黙」第2回谷崎潤一郎賞受賞作であり、「深い河」は毎日芸術賞を受賞しています。 スポンサーリンク 『深い河』 遠藤周作著-人間の生と死のはざまの混沌を描く インド仏跡旅行のツアーに参加した人たちのそれぞれの過去の陰影 ...

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2019/2/23

『教団X』 中村文則著ー人間の生き方を深く掘り下げた傑作

人間の誕生から宇宙の謎にまで及ぶ「教団X」は作者の中村文則が「現時点での僕のすべてです。」と書いているように人間を深く掘り下げていて人間のそして自分の事さえも見失ってしまうわけのわからなさを書いていると思います。 戦争で深く傷ついた松尾正太郎が教祖となっているが、宗教法人の届け出もなく、本人はアマチュア思索家と名乗ってまっとうな生き方をしている屋敷と「教団X」と呼ばれて沢渡(さわたり)を教祖とする公安や警察にマークされている謎の宗教団体と4人の男女が行き来しながら物語が展開していきます。 スポンサーリンク ...

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2019/2/23

『もものかんずめ』 さくらももこ著ーちびまる子ちゃん作家の初エッセイ

テレビも見ないし漫画もほどんど読まないので、ちびまる子ちゃんは知っていますが、内容は知りませんし、さくらももこの名前は知っていますがそれだけで何も知りませんが、エッセイを読むのは好きなので目に留まったので読んでみたという感じです。 この頃、今までに読んだことのないような作家のかなり前に発売された本を読むことが多くなっています。 そして、読んだ本に対する読後感も以前に比べてかなり変わってきていると感じることが多くなっていることに気が付きます。 もものかんずめの初版本が出たころでしたら、ただただ面白いと読んで ...

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2019/2/23

『ぼくは勉強ができない』 山田詠美著ー高校生の多感な価値感がはじける

17歳の高校生秀美が考える高校生活を「ぼくは勉強ができない」ほか8編の短編で書かれているが、短編としてではなく一つの小説として一気に読んでしましました。 高校生活を送っている方、ずっと昔に高校生だった私のようなものまでを引き付ける作品であるのは、高校生だったころにいつの間にか戻って読み進んでいるからかもしれません。 勉強しかできない居心地の悪い高校生活を送ってきた私には興味が尽きません。 勉強ができることしか取り柄がないと思いつつも、引っ込み思案で幼い私は大人びた友人の真似もできず、その引き換えのように本 ...

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2019/2/23

『風葬の教室』 山田詠美著ー小学校でのいじめを主題にした小説

「風葬の教室」は都会から田舎の学校に転校してきた杏(アン)が最初は受け入れられるのですが、あることをきっかけに陰湿ないじめに合い、自殺まで考える小説です。 「火花」の選考委員だった山田詠美の選考に至った文章を読んでいて、山田詠美の小説を読んでいないことに気づき購入して読みました。 また、中学生の国語で使われることが多く、その頃に出会ったという感想文が新聞の「読書」の欄に書いてあったことも読むきっかけにっています。 「風葬の教室」は、平林たい子文学賞を受賞した作品であり、心理描写が巧みで登場人物の心のひだが ...

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2019/2/23

『家族』 という名の孤独 斎藤 学著|家族の温もりに酔うのは危険である

精神科医である斉藤 学氏はアルコール依存、児童虐待、過食症などに取り組み、精神医としての目からそれらの病気が家族依存から生まれるとしています。 アルコール依存症を父親に持った娘はかなり高い割合でアルコール依存症の夫を選んでいるといいます。 自分の回りの不器用そうで自分の助けがないと生きられないような男を選んで20年ほど過ぎるとアルコール依存症になっていたというのです。 それを斉藤 学氏は「人は同じ人間関係を繰り返す。それがどんなに過酷なものであっても繰り返すのは不思議なことのようであるが、それなりの必然性 ...

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2019/2/23

『約束』 夜回り先生水谷修著ーつらい出会いをした亜衣がエイズで亡くなるまで

夜回り先生が、磁石で吸い寄せられるように出会ったという、亜衣は中学受験のすべり止めまで失敗してお母さんの「あんな学校まで落ちるなって、あんた、いったい誰の子なの」という言葉に傷ついたまま公立高校に行くことになりましたが、入学式の前には茶髪になり、母親にまた叱られた。 傷ついた亜衣は入学式の前に手首をナイフで切り、母親は慌てたが亜衣は荒れていきました。 ドラッグ、大麻、体も売って夜の街をさまよって荒れていた亜衣だが、心は寂しさでいっぱいでした。 そんな亜衣が中年男とモテルに入るところで、声をかけてきたのが夜 ...

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