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医療の現場がとても気になる―失敗しない医者の選び方

我が家は私が網膜剥離になり、夫の頸椎症で医療機関探しを余儀なくされています。

そのような現状になっているので、毎日のようにネットで医療機関の検索をしています。

本屋さんに行って数冊の本を探してきても解決できないくらいの情報をネットで得ることが出来る現在は本当に恵まれていますし、ありがたいと思っています。

しかし、ネットはきちんとした情報ばかりというわけにはいかないので、取捨選択が必要になることは覚悟しなければなりません。

そんな日々を過ごしているときに、数年前のことが心によぎりました。

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数人の眼科の先生の言うことと目薬が異なり最後は叱られた

自分の症状はあまり鮮明には覚えていないのですが、目が充血して数か月間も治らなかったことがありました。

私は他所から越してきたばかりで医療機関の場所など詳しくわからない時期でした。

結局は治ったので、さほど重篤な病気ではなかったようですが、最初に行った眼科では急性結膜炎と思ったようで、目薬を3本出してくれました。

数回通いましたが、少し良くなったかと思うと充血を繰り返すという感じだったので、数週間後に大病院の眼科受診を考えましたが、紹介状がなければ診られないと受付前に断られました。

仕方がないので少し遠いのですが、前に口コミで評判が良いと聞いていた眼科医に行きました。

車で1時間はかかるところでしたが、何度も繰り返す充血が心配でしたので仕方がありません。

初めて行った眼科で、その時は院長先生は白内障の手術の日だったようで、他の先生が見てくださり、持って行った薬を見て、「これを付けていればよいです。」とそっけなく言われ、そのまま帰ってきました。

薬は最初のところで何度もいただいているのがあるので、すごすご帰ってきて薬を点けていましたが一向に良くなりません。

どうしようもないのと、あまりいろいろな眼科には行きたくないので、2度目に行った眼科にもう一度行くことにしました。

今度は院長先生が見てくださり、「こんな薬を点けていたら良くならない。」としかられて別の薬を処方してくださいました。

その前の薬のことはあまり調べませんでしたが、その時出してくれた薬は、ステロイドと抗生物質の薬です。

その薬を点け始めましたら、充血は取れて快方に向かいました。

しかし、数カ月を過ぎても白い目やにが出てうっとうしいのは直りませんでした。

かなり長いこと通っていましたが、知っている方が涙腺が詰まって涙が流れて困るので治療していることを知りましたので、私も一度診てもらおうと思いました。

涙腺の専門病院はあまり多くないので、少し遠かったのですが行ってみることにしました。

その眼科の先生は丁寧に診察してくださり、涙腺は詰まっていないこと、目やにはアレルギーの可能性があるので検査をした方が良いと言われました。

そして、「点けている目薬は手術後などに使う薬で強い薬なので使い続けない方が良いので、アレルギーの検査をした方が良いが、ここは遠いのでもし近くに検査のできる病院があったらそちらでしてもらうように紹介状を書きますか。」と言ってくださったので紹介状をいただいて帰ってきて我が家から一番近い大病院の眼科に行くことにしました。

そして紹介状を持って眼科を受診したのですが、診察をしてくれた先生は問診を他の方に取らせた後に、「目やにが出る人などいっぱいいますよ。そんなことでよその眼科医に行って紹介状を持ってくるなど〇〇先生に失礼ではないですか。検査をしても何も出ないと思いますよ。それでもしますか。」という剣幕で私はびっくりしてしまいました。

「それでは、この目薬を一生点け続けるのですか。」と聞くのが精いっぱいでした。

その返事が「そうです。」の一言でした。

その後、お礼を言って診察室を出ましたが、その時のことは一生忘れないだろうと思っています。

その後、その先生は病院研修中くらいだったことがわかりました。

このような先生が大病院の診察室で診察に当たっていると言う事の怖さを、今あらためて感じています。

私はその時は大きな病気でもなかったし、今でも眼圧を測りながらその目薬を付け続けているという経過をたどっていますがちょっと怖いと思いました。

しかしその眼科は紹介状がない方は受け付けていませんので、ある程度よその眼科医が診断し、検査設備や手術ができないようなときに紹介状を書くので、その診断に反って検査をし治療をすることが多いようです。

そのため、私のような軽い患者は診る必要がなかったのかもしれませんが、私にとってはとてもショックな出来事でした。

その後もその病院の他の科は何度も受診していますが、そのような待遇を受けたことはありませんし、とても立派な先生がそろっていて治療結果を出しています。

そのような先生にもたくさん診ていただき、心安らぐ思いも何度もしています。

私ばかりでなく、母も何度も連れて行って診察をしていただきましたが、そのような先生には一度も会うことがありません。

私たちは体調がすぐれないとき、医者に行くことさえ緊張していますので温かな先生の言葉にどんなに慰められるかしれません。

幸い網膜剥離で、現在私が診ていただいている眼科の先生は技術、人間性ともに優れた方で、私は日々感謝の念でいっぱいですが、その時の先生のような方には二度と巡り合わないで済むようにと祈る様な気持ちです。


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